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『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジを九星気学で読み解く ~東西占合戦~


劇場公開され、いろんな意味で話題になった『新世紀エヴァンゲリオン』もついに完結。
「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」をご覧になられた方も多いことでしょう(特にnoteユーザーの方はご覧になられた方が多そうですね)

今回はそんな『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公「逃げちゃダメだ!」でおなじみのエヴァンゲリオンのパイロット「碇シンジ」くんを九星気学的に読み解いて参ります。


【鑑定対象】碇シンジ:生年月日2001年6月6日


【陰/陽バランス】
陰9/陽1
・納得しないと行動が出来ない
・1つのことにコツコツと努力を続けることが出来る
・アドバイスや問題を解決しようと孤軍奮闘する
・自己犠牲精神が強く、他人の気持ちを理解するのが難しい


【十干十二支の性格的傾向】
辛:
・忍耐強く、困難を耐え抜く力を持っている
・陰険で愛情に乏しいから、他者に対して冷酷な部分がある

巳:
・自分の信じるところに向かって猪突猛進する
・たんぱくに見えるものの執着心が強い部分がある


【九星(性)気学から見る性格的傾向】
本命:八白(性格・性質の30%)
・実績をコツコツと積み上げるのが好き
・忍耐力があり「自分の意思で我慢する」という剛気な部分がある

月命:七赤(性格・性質の60%)
・納得しないままに動くことを嫌う、頑固さ
・多趣味なところがあり、いろんなものを楽しめる

宮命:一白(性格・性質の10%)
・隠れた優しさがあり、人に寄り添うことが出来る人
・悩みやすく、一人で抱え込む傾向がある

(後半により詳しく書いてます!)

※未成年のため月命が優位に働く


◆陰/陽バランスから見る碇シンジの傾向

まず「陰と陽」という性格の分野で、真っ二つに分けてみると行動や考え方の基軸となるのは「陰気」のようです。

コチラから陰陽のタイプを伺い知ることが出来ます。


陰気が強い人の傾向として次のようなものが挙げられます。

・クールに見えて、内に情熱を蓄えている
・ストイックで自分を高めることに興味が強い
・自分をしっかり持っていて流されない
・好きなことになると夢中になり、集中しすぎる
・クリエイティブなことが好きでコツコツとした物事を好む
・人と同じことより「自分にしか出来ないこと」に価値を感じる
・プロフェッショナルな自分になることを目指しやすい
・プライドが高いがリードしたい、主導権が欲しい
・人の気持ちを理解するのが苦手
・刺激、変わったことが好み、弱い
・新しいものに魅力を感じる
・自分が損をすることを嫌う
・実は話好きで自分のことをたくさん話したい
・自分で選択したい。人に選ばれるのを嫌う
・その場の雰囲気よりも「その時やるべきこと」を重視する
・気まぐれにかまってほしい時がある
・問題解決能力が高く、頼りがいがある

前回の炭治郎くんと同じく、本命八白の父親との関係が悪いor希薄という関係が本命から見て取れます。

ちなみに『鬼滅の刃』の炭治郎くんについてはコチラ

炭治郎くんと同じく碇シンジくんも、作中の自分を犠牲にして無茶をする部分や自分の考えをなかなか曲げない頑固さは陰気の傾向そのもの。

なぜなら陰気とは収斂性があり、熱が地中深くに入り込んでいくように考え方や思考などが内側に入っていくので、碇シンジくんの「逃げちゃダメ、逃げちゃダメ」と膝を抱えて一人悩みに耐える姿は陽気が強いアスカとは対照的な性格と言えますす。


またシンジくんの作中のさまざまな人間関係を見るに陰気の

・人の気持ちを理解するのが苦手
・自分が損をすることを嫌う

という部分が強く出ているみたいです。

これはリアルな対人関係でも言ることですが陰気が強い方は、とにかく「自分が損をする」ということを嫌います。

シンジくんがあの世界の中で、なかなか前へと進めなかったのは(新劇場版では特にそうですね)、この陰気の作用が大きく働いているからでしょう。

◆十干十二支の性格的傾向

辛:


・忍耐強く、困難を耐え抜く力を持っている
・陰険で愛情に乏しいから、他者に対して冷酷な部分がある
・口がうまく、愛嬌があって人と楽しく過ごせる
・説得力があり、人から信用されやすい
・頑固で偏屈で融通がきかない
・人の欠点にずばずば言ったり、攻撃する

巳:


・自分の信じるところに向かって猪突猛進する
・たんぱくに見えるものの執着心が強い部分がある
・生意気なところがあってわかったようなことを言う
・理屈っぽく、人に対して細かく攻撃する
・蛇のように疑い深く、すんなりとは納得して行動しない


十干十二支も九気と同じく、陰と陽とで性格に影響を強く与える存在です。

十干はイメージしづらいかもしれませんが

・忍耐強く、困難を耐え抜く力を持っている
・陰険で愛情に乏しいから、他者に対して冷酷な部分がある

という部分は自分の心を許した人以外にドライな態度を取り続けるシンジくんの内面世界を如実にあらわしていると言るでしょう。

また十二支の「巳(へび)」の執念深さや執着心の強さは、シンジくんの母親と綾波レイへの態度からも伺い知ることが出来るのではないでしょうか?

――と言うか、アスカも、シンジくんと同じ年なのでベースとなる性格の一部の傾向は共通しているのですが、あの2人それぞれの"執着心の強さ"は、さすが巳年生まれと言るのかもしれませんね。


◆九星(性)気学から見る性格的傾向

九星気学には「九星」とあるように、さまざまな物事を大きく九つの気に分類し、そこからさまざまなことを分析していく東洋思想的テクニックの総称です(≠占い)。

さて、碇シンジくんに強く顕現(けんげん)している九気は

・本命「八白」
・月命「七赤」
・中命「一白」

の3つ。

シンジくんは、少なくとも「エヴァの呪い」にかかるまでは未成年だったため、月命が優位に働き「七赤性が強く表に出ている」ということが言ます。


続いて、それぞれの「八白」「七赤」「一白」の属性的な意味(象意)を紐解いて行くと……

◆八白土星
山、変化、停止、立春、気節の変わり目、曇天、天候の変化、親戚、継目、相続、親子、兄弟、姉妹、改革、交代、変化、断絶、曲り角、終点、閉店、廃業、再起、復活、集団、組織、組合、交代、組み立て、貯蓄、連絡、取り次ぎ、進級、中退、連鎖反応、接続、連繋、伝統、神社
◆七赤金星
沢、秋、天侯の変わり目、雨、暴風雨、日没、涼気、悦ぶ、金銭、酒、歯、右肺、愛、色情、祝賀、結婚式、口論、雄弁、ストレス、不足、不充分、借金、趣味、娯楽、御馳走、浪費、過去、接吻、浄土、食事、恋愛、少女、芸人、芸者、噺家、ホステス、不良少女、飲食
業者、通訳者、仲介者、歯医者
◆一白水星
北、水、雨、雪、水気、優しさ、孤独、交流、終始、夜、暗黒、闇、内部、血流、流れるもの、交合、親愛、胎、色情、売春、裏切り、命、孤独、睡眠、安らぎ、永続、延長、引力、慈愛、密通、忍耐、中年男性、僧侶、仲介者、貧困者、盲人、部下、病人、逃亡者

と、このような属性的な出来事と関連性が深く。この中でも七赤金星的な出来事とシンジくんは強い親和性を持ちます。

ちなみに、これらを「象意(しょうい)」と呼び、古来からそれぞれの九気ごとにどんな象意があるのかは決められています。
(小生が勝手に決めたワケではない)

そして、生年月日からこれらの九気を割り出し、●●年生まれは「●●」、●●年生まれは「●●」と算出していき。
生まれながらの課題(カルマ)やどんな職業が向いているのか、どの方角に行けば運気が開けるか――などをアドバイスしていくのが本来の「九星(性)気学」の運用方法です。

さて、それでは碇シンジくんの生年月日から性格的傾向を算出して行くと次のような内容になります。


九星(性)気学から見る性格的傾向の分類

本命八白(性格・性質の30%)


・山のように一度決めたら動かず、頑固な性格
・小さな変化を好み大きな変化を嫌う傾向がある
・コツコツと小さなことを積み重ねる傾向がある
・信頼、信用を得やすく
・父親的な人との関係が悪い悪いor希薄

月命:七赤(性格・性質の60%)


・納得しないままに動くこと嫌う
・多趣味なところがあり、いろんなものを楽しめる
・目上の人や年老いた人を尊敬する面を持っている
・不平不満の心が強く、愚痴っぽいところがある
・対人関係がうまく、人当たりが良い
・異性の選択を誤りやすく、異性関係に振り回されやすい

宮命:一白(性格・性質の10%)

・隠れた優しさがあり、人に寄り添うことが出来る人
・悩みやすく、一人で抱え込む傾向がある
・孤独になりやすく、孤独を抱えやすい
・祖父母的な人との関係が悪いor希薄

※未成年のため月命が優位に働く


成人すると「本命」である八白が優位に働き、俗に言う「丸くなる」という状態になりますが、碇シンジくんは14歳と未成年ということもあり「月命」の要素が強くなります。

本来ならばシンジくんは七赤性があるので対人関係は、それなりに起用にこなせるはずなのですが、七赤の剋気(悪い気)を多く持って生まれると、その真逆の対人関係が苦手という結果になることがあります。

それに大人になった今だからこそわかりますが……NERVの大人たちはアクが強すぎて仲良くなるのは無理じゃね?

閑話休題!

さて、隠れた本命の八白性は「頑固」「父親との関係」という意味があり、本命・月命・宮命すべて「頑固!」というイメージがついて回っているのは、フィクションで決めた誕生日の割には的を得ていると小生は思いますがね。

そして、シンジくんのラッキースケベな部分やなんだかんだで女の子にモテる(羨ましい!)部分は本命の「七赤性」が強く出ていると言っても過言ではないでしょう。

さらに言えば「女運(男運)が悪い!」というのも七赤の悪い気を持っている人の特徴です。

最後に「宮命」は隠された性質、潜在意識的な部分を言いますが「一白」です。付かず離れずの不器用な優しさは一白性を強く発揮していることが伺えます。

この一白には「悩む」という意味も含まれており、シンジくんがうじうじウジウジ頑固に悩むのは本命の頑固さ、月命の優柔不断さ、宮命の悩みさすさが折り重なって生まれている――そんな気がしてなりません。


ち・な・み・に

今回はリクエストを頂いたので、簡単に主要キャラクターたちの九気を算出して見ましたよ!

ミサトさん 1986 12/8 丙虎 5・1・6

綾波 2002 3/30 壬午 7・7・5

アスカ 2001 12/4 辛巳 8・1・4

碇ゲンドウ 1967 4/29 丁未 6・3・4


監督である庵野秀明さんもついでに算出すると、こんな感じで早熟な感じが出ていましたよ!

庵野秀明 1960 5/22 庚子 4・5・4


◆まとめ


エヴァはずーっと追いかけ続けてきた作品だからこそ、こうやって占ってみると意外と言うか、やっぱりと言うか、碇シンジくんの悩みやすさは生まれ年と全く関係ないことはないんだなぁ~ということがわかって、してやったりな気分です。

それにしても、ナチュラルに女の子に好かれるシンジくんの「イケズ」なところは、月命のせいだったんですね(笑)

なんでも各キャラクターの生年月日は演じられている声優さんと同じものらしいですが、その割には各キャラクターのカラーがしっかりと分析の結果として如実に出ていてびっくりしました。

この中で意外性が強いのは、むしろ「本命 四緑」の庵野さんぐらいです!!!

ということで、第二回もこんな感じでサブカルキャラクターを元にまとめさせて頂きましたが、いかがだったでしょうか?

「面白い!」と思われた方は、ぜひこの機会に奥深き九星(性)気学の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?

過去記事はコチラからお楽しみ頂けます♪


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