🏛「大阪中之島美術館」~開館1周年記念特別展『佐伯祐三 ‐ 自画像としての風景』に行ってきました。
2022年2月に開館した「大阪中之島美術館」。
なにわの商人 山本 發次郎氏が集めた佐伯 祐三作品などのコレクションを大阪市へ寄贈したことが きっかけとなって「大阪中之島美術館」は設立されました。
したがって「大阪中之島美術館」は国内最大級の佐伯 祐三の作品コレクションの保持を誇ります。
この展示会では 洋画家・佐伯祐三が描いた「大阪」「東京」「パリ」の 3つの街に焦点を当てた代表作140点超を展示しています。
・佐伯 祐三(1898–1928)
『現在の大阪市北区に生まれ、北野中学校(現・大阪府立北野高等学校)から東京美術学校(現・東京藝術大学)へ進んで 卒業後にフランスへ渡りますが 惜しくも30歳の若さで病没しました。1924年に初めてパリに渡ってから わずか4年余りの本格的画業の中で 都市の風景を題材とする独自の様式で作品を描き続けました。』
今回は およそ100年前の「大阪」「東京」「パリ」~『 3つの街に生きて 短くも鮮烈な生涯を終えた画家・佐伯 祐三の作品展』です。
・「大阪中之島美術館」
「芝生広場」にある ヤノベケンジさん《SHIP’S CAT(Muse)》。
とっても魅力的な 美術館の守り神だニャー。
「大阪中之島美術館」の中に入ります。
【1階】チケット売り場、グッズショップ、レストラン、入場口など…。
私、事前にインターネットでオープンチケットを購入してたので そのまま 直通エレベーターで4階に上がります。
【4階】 ヤノベケンジさん《ジャイアント・トらやん》
《ジャイアント・トらやん》は 高さ 7.2メートルという 圧倒されるような大きさです!!
【5階展示室】 開館1周年記念特別展『佐伯祐三 ‐ 自画像としての風景』
1部の作品を除いて館内は「写真撮影可」です。
・佐伯 祐三 プロローグ「自画像」。
・佐伯祐三《立てる自画像》1924年
・第1章「大阪、東京」。
・佐伯祐三《下落合風景》1926年頃
・佐伯祐三《滞船》1926年頃
・第2章「パリ」。
当時、佐伯 祐三氏が送っていた 手紙やはがき。
・第3章「ヴィリエ=シュル=モラン」。
「ヴィリエ=シュル=モラン」=佐伯祐三が滞在したパリから電車で1時間ほどの小さな村。
・佐伯祐三《煉瓦焼》1928年
・エピローグ
1928年3月、佐伯 祐三氏が病臥する前に描いた 絶筆に近い作品《郵便配達夫》と《郵便配達夫(半身)》です。
3月末に喀血した佐伯 祐三氏は その後筆をとることができず この年 8月16日に亡くなりました。
・佐伯 祐三《郵便配達夫》1928年
・佐伯 祐三《郵便配達夫(半身)》1928年
佐伯 祐三氏は 偶然訪れた郵便配達夫をモデルに最後の作品を描きました。
この郵便配達夫は 後にも先にもこの時にしか姿を見せなかったことから 佐伯祐三氏の妻は「あの人は神様だったのではないか。」と語っているそうです。
そして…
展示会場を出ると「お土産コーナー」ですよ。
「大阪中之島美術館」
開館1周年記念特別展『佐伯祐三 ‐ 自画像としての風景』
2023年4月15日(土)– 6月25日(日)までなり。
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