人生で求めていること
わたしじゃないとダメなもの
必要とされたいけど、わたしじゃなくてもいいものはいらない
わたしじゃなくてもいい仕事で必要とされても、それはただの貧乏くじに見える
わたしじゃなくてもいい人に好きだと言われても、信頼できない
わたしじゃないとダメだって態度で示してほしい
わたしじゃないとダメな愛情がほしい
犬を飼い始めて、自分のいろんな欲求が満タンに満たされるようになった。
彼氏や結婚、洋服などのブツへの欲求が湧き上がってこなくなった。落ち着いたといえばそうなんだけど、すごく満ち足りていて、幸せである。
わたしの愛犬ぐりちゃんは、Aコッカーの今2歳。
ぐりちゃんのことが大好きだし、愛おしい。そして、ぐりちゃんもわたしのことが大好きだ。
一人暮らしで犬を飼っているので、もちろんのことなんだが、ぐりちゃんの飼い主はわたしだけ。
このわたしだけの状況にあぐらをかかないように、ぐりちゃんが毎日ハッピーで健やかに過ごせるように、と思って毎日生きている。
毎日一緒にお散歩に行って、歩きながらふたりで目を合わせてニコニコしている。お散歩楽しいね〜っとぐりちゃんが目配せしてくれる。
ぐりちゃんは、ニンゲンが大好きだ。お散歩中に誰かに撫でてもらいたくて、話をしている人に寄っていってしまう。
ぐりちゃんはニンゲンが大好きなので、お店に寄り道するのも大好きだ。お店の人やお客さんに撫でてもらってうれしそうにニコニコしている。
しかし、わたしがトイレに行ったりして姿を見せなくなると、突然不安になってしまう。
ぐりちゃんは、わたしが近くにいて、大丈夫だからみんなにハッピーに接していられるのだ。
毎日一緒にゴロゴロして、
ぐりちゃんをなでなでして、
ぐりちゃんだいすきだよ〜と言うと、ぐりちゃんもペロペロしてくれる。
自分の一方通行の愛情ではなく、愛情を返してくれることのうれしさと、それがニンゲン同士とは違ってネガティブに働かない。すれ違ったりしない。
ぐりちゃんはまっすぐに、ずっとわたしと一緒にいてくれて、もちろんわたしが一番だ。
この状況になってはじめて、
心から満たされているな〜と感じるようになった。
求めていたのはこれだったのか〜気づくまでに時間がかかってしまった。
ニンゲンではこうはいかない。
仕事に求めても、求めているものは得られない。
求めているものがなにか、をしっかり具現化することって自分でも難しいし、試行錯誤して具現化していけた感じがする。
小学生のとき「ベィビィLOVE」という漫画がすごく好きだった。主人公のせあらちゃんが、無条件に柊ちゃんという年上の人が大好きな話だった。
この頃から、この無条件の愛が欲しかったのかもなぁ、と振り返ると思う。
ことニンゲン社会において、
現代の婚活市場において無条件など、ほぼ存在しない。思い入れる動機もない。
条件を確認されればされるほどに冷めていく。
なんだかうまく生きていけていない感じはしていた。
40の年になって、ようやく答えを紐解けた気がする。なんだかスッキリした。
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