例のシーンから見るプリズマイリヤという作品
こんにちわ ぐれぷろです。
皆さんは8月上映のプリズマ☆イリヤの劇場版見ましたか?
イリヤがゴルゴ―ン、ヘラクレスになって戦うシーンは
stay night見てた人にとってはアチアチの作品で
私は戦闘シーン見て「うおお」ってなりました。
とにかく、続きが気になりますよね、あの作品。
さて今回はそのプリズマ☆イリヤです。
プリズマ☆イリヤでたぶん、一番出回ってる”あのシーン”について見てプリズマ☆イリヤがどんな作品か述べようかなと思います。
話の内容としては
桂美々(画像のキャラ)がBLに目覚め重症になり、元凶の栗原雀花が、イリヤたちに助けを請う話ですね。
桂美々にイリヤたちがドン引きして、正気に戻そうとするも栗原雀花の姉が「友達なら受け入れるべき」と言ってイリヤたちからは「まあそれもよし」と受け入れる話です。
「他人の趣味には寛容であれ、無理に矯正するものではない」という教訓で、とてもいい話ですね。
正直、桂美々というキャラはサブキャラもサブキャラでこのキャラに一話割くほどの描きたいものはそんなものなのかと思いました。
それで、よくよく考えると
「プリズマ☆イリヤ」という作品の本質は「百合アニメや日常系」のアニメではない
と作者が伝えたいからわざわざ入れたのではないかと思いました。
確かにイリヤはクロとキスするシーンがあったり、イリヤがメイド美遊に対して何かが目覚めるような百合アニメの要素はあります。
が、それに関してイリヤ自身が「これはいけない」と葛藤しているシーンはないんですね。
百合漫画として描くなら「間違った恋」をしていると主人公が自覚して葛藤しないとダメなんですよ。
また、桂美々のBLぷりに対して、趣味そのものは受け入れているわけではなく、拒絶しているので、イリヤの百合のような行為はすべて「本能」や「やらねばならぬこと」として描かれていることが分かります。
では、「プリズマ☆イリヤ」はどんな話か、
「イリヤが魔術世界の残酷さとどう向き合うか」が主題なんですよ。
さすがに、fate見てない人いないと思いますが、魔術世界がどんなものか解説しましょう。
・自分の孫だろうが、魔術の性能を高めるために虫を体に取り込ませて一日中死ぬような痛みを耐えさせる
・サーヴァントとして生きていくために、その辺の人間を殺して心臓を食い物にする
・意思を奪うお香を焚いて無理やり相手の魔術師を従わせて、相手の魔術刻印を奪ったり令呪を奪う、無理やり契約させる
こんなヤバイ世界です。
こんな命を命としてみない残酷な世界でイリヤは自分の正しさをどのように証明するかが「プリズマ☆イリヤ」の本質だと思います。
以上です。
それではまた。