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美術館に行ったので所感を書く

8月14日(土)に、東京都現代美術館に行ってきました。

観てきたのは「『もしも東京』展」「MOTコレクション」の二つ。

もともと友人が「『もしも東京』展」を見に行くと言っていて、僕もふと興味が湧いたので付いて行ったという次第なのです。

せっかく美術館に行ったのに記憶が消えていってしまうのも勿体無いと思ったので、ここにぼんやりと書き残しておくことにします。

○「もしも東京」展

さて、「『もしも東京』展」ですが、こちらは漫画家の方々が各々の想う東京を描く、といったテイストでした。僕は漫画に疎いので、友人が見て回るのにくっついていくことにしました。

印象としては、どの作品にもメッセージ性はあって意外に真面目だなあと思いました。悪く言いたいわけではなくて、予想と違ったということです。むしろ、僕の方が無知だったというか。

今はコロナ禍ですから、それをテーマにしてる作家さんも多くいました。オリンピックも。漫画家さんに対して、何かすごいハイパーな存在だと思っていましたが、ある意味で庶民的な面が出ていたのはすごく面白かったです。

いっぽうでテーマは「東京」。東京といえば、日本の首都。日本で最も栄えている都市と言っていいはず。僕のような田舎者が抱く幻想としては、高層ビルが立ち並んでいて、すごい電車がいっぱい通っていて、近未来的というか、SFの世界というか。そんな感じなのです。

それゆえにこの「『もしも東京』展」の作品群に、僕は違和感を覚えました。東京って、こんな感じなんだ。

やっぱり東京に住んでいる人とそうじゃない人では向き合い方が違うようです。僕が面白いと思ったのは、それを万人に気付かせる力。コミカルに、あるいは刺激的に、スッとイメージを与えてくれる技術はすごいです。そしてどの作品も、直接的すぎるといった風がない。

「『もしも東京』展」に対する感想としてはこんなところです。僕の心にも「もしも東京」を与えてくれる、良い展覧会でした。

○MOTコレクション

続いて「MOTコレクション」。

こちらはゴリゴリの現代アートで、友人が「行く?」と聞いてきたので行ってみることにしました。私は現代アートに全く興味がないですし、むしろそんなに好きじゃないんですが、食わず嫌いみたいなものなので、せっかくだし……ってことで決心。

今回は「Journals 日々、記す」と「特別展示:マーク・マンダース 保管と展示」の二つを観ることができました。

感想は、シンプルに行きますと、「うーん、よくわかんない。でも、けっこう良いなって感じでした。でも学びはあったので色々と書き溜めます。今回は特に印象に残ったマーク・マンダースの方にしましょうか。

余談なんですが、現代アートということもあり、展示を見る前に友人に「まじでなんも知らないけど大丈夫なん?」「直感で見るんでいいの?」と聞きました。「それでもいいけど、知識があった方が面白いと思うと言われました。ふーん、まあそうだよね。

さて、そんな現代アートど素人による所感です。ちょっといろいろと真面目に書こうと思ったんですが、うまく表せませんでした。

めちゃめちゃ端折りますと、「うーん、良いなあ」って感じです。僕は狐が横たわっている作品が好きでした。どの作品も思っていたよりも精巧で、すごく技術を感じます。岩っぽい質感とか、すごい好き

でも、イマイチ表現したいものは掴めませんでした。これはこれとして楽しむべきなのかな。それともやはり知識不足なのか。感受性の問題?よくわかりません。

直感だけでも普通に楽しめました。これ良い〜とか、可愛い〜とか、おお〜……って圧巻されたりとか。

改めて、現代アートってなんなんだろうな。って考えさせられます。今回観た感じだと、別にそんな括りは必要ない気もするけど。とかなんとなく思ったのでした。

○まとめます。

さて、長くなりましたが読んでいただきありがとうございます。

一応書いておきますと、コロナ対策はしっかりとやりました。美術館以外の寄り道はしなかったし、美術館もちゃんと対策が為されてて良かったです。

今回メモしたのは、僕が現代アート鑑賞をしたのがほぼ初めてと言っていいからというのと、せっかく訪れたものを忘れたくなかったからです。

なんとなく、美術に対しての認識は改まったような気がします。漫画は、作家さんではなくて作品単位で推すタイプなので何とも言えませんが、友人と話を合わせるためにも気ままに調べてみることにします。

結構おもしろかったので、自分の創作活動の燃料にしてモリモリ燃やしていくつもりです。

ではまた。


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