他人とは、家族とはなんぞや

おそらく広義では「自分以外の人」「血縁、縁の遠い人」を指すだろう。家族は「自分以外の人」であり、かつ「血縁という関係がある人」と両方の意味を持つ。配偶者は「自分以外の人であり、血縁ではない」ということになる。「夫婦は他人である2名が、婚姻という制度をとったもの」といえる。では「家族」とはなんだろう?「共に暮らし、生活を共にする人」「血縁者」くらいか。法的に家族を規定するものはあるのだろうか?自分にとっては、他人は遠く、家族は近く感じる。だから家族であっても、他人であることを配偶者にはっきりと言われたときに、衝撃を受けた。何も間違ってはいないのだけれど。
血のつながりがないのだから、配偶者は他人と定義されても間違いない。他人が一つ屋根の下、共同生活をしている。ただ、それだけ、喧嘩せず、仲良く暮らしている。配偶者も家族と呼ばれることは多々ある。家族であって、他人。そのことを真摯に受け止めればいいだけのことだ。他人だとしても、ほかにいる大勢の他人とは、明らかに違う人。

何が違う?過ごしてきた時間?自分が心をどれくらい開けるかどうか?信頼の度合いか?正解は一つではないのだろう。

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