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AKG K240ST & K240MKII

前回の記事で、ドライバーユニットが同じ品番であることから、同じ音質じゃないかと疑っていたAKG K240StudioとK240MKII。

実際にいろいろ聞いてみた結果の個人的な結論をこの記事では書いていきたいと思います。
※ダミーヘッドや計測機器などを持っていないため、聴いてみたといった主観的なレビューとなります。悪しからず。

音質

Apple Musicのロスレス再生でいろいろな曲をヘッドホンを交互に装着して聴いてみました。
その結果ですが、個人的な印象では差は認められないという感想に落ち着きました。
今回はイヤーパッドを両方とも付属の合皮製を使用し、ケーブルも統一しています。(無論再生環境も全く同じです。)
音域のバランスや、解像度、音場などに差があるかとも考え、いろいろなジャンルの曲でテストしてみました。しかし、到達したのは差を感じないという結論です。

両製品の特長とおすすめポイント

音質的な差を感じなかったため、音質的には同一の製品という個人的な結論のもとに本章は話を進めます。
(両製品間で音質に差を感じた方はコメント頂けると幸いです。)

まずK240 Studioの最大の特徴はその価格です。サウンドハウスで税込み6,000円(2022年7月26日現在)。この価格でこの音質のヘッドホンが手に入るならかなりお得感があります。開放型ヘッドホンデビューを考える方や、ミックス用に安価なモニターヘッドホンを探している方におすすめしたい製品です。

一方のK240 MKIIはサウンドハウスで税込み11,500円(同2022年7月26日現在)。音質が同じなら前者の方が安いしいいのではないかという方が多いと思いますが、本製品はStudioには同封されていない付属品がこれだけあります。

  • ベロア製イヤーパッド(左右ペア)

  • 5mカールコード

ベロア製イヤーパッドは左右ペアで1,750円、カールコード(EK500S)は3,280円するので、K240 Studioにそれぞれオプションで購入すると合計11,010円かかる計算になります。(あれ?)
490円多めに払ってでも金色が嫌だという人はMKIIの方がいいかもしれません。

付属品のリンクを以下に貼っておきます。

まとめ

個人的には音質に差を感じなかったので、両方持っていて聞き比べて「いや音違うよお前の言ってることはおかしい」と思われる方がいればコメント頂ければと思います。
音質の傾向としてはナローな感じですし、ヘッドホンアウトにそれなりの駆動力が必要なヘッドホンなので、打ち込み系などは不得意なヘッドホンという印象は変わりませんでした。個人的なK240のアピールポイントはその安さと長時間装着したときの疲れにくさです。
価格も安価なので百聞は一見に如かず、余裕のある方はぜひ買ってみてください。

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