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年々増え続ける空き家!

最近ニュースなどで見聞きする「空き家問題」。

今、沖縄では空き家が増え続けております。

私が住んでいる豊見城市にも空き家はあります。近所の空き家は、おそらく親戚の方が、定期的に空気の入れ替えを行っていたりして、管理をおこなっているようでした。

先程申したとおり、沖縄の空き家は、築50年以上でも価格は高いので、長期間売れずに放置されているケースもあります。老朽化した家は、台風で、隣の家に被害を与えたり、火災に発展することもあるので、気を付けなければなりません。

総務省がまとめた住宅・土地統計調査(5年ごとに実施)において、18年の沖縄県の空き家数は6万7900戸となり5年前に比べ5500戸の増加、空き家率は10・4%で0・1ポイント増加していました。

人口増加率が全国トップの沖縄でも空き家問題に直面しつつあります。
その中で、築古空き家を安く購入、リフォームして賃貸で稼ぐ「空き家投資」が人気です。

とはいえ、沖縄で空き家を格安で手に入れるには至難の業です。沖縄は、土地が高い、移住者に人気があるので、内地みたいに100万円程度で、購入することはできないのです。

さらに、地域によっては空き家が狭い道路に面する、活用・撤去する費用の工面が難しいなどがその理由で、ハード面に課題が残ります。

道幅が狭く、車が通れない家があります。このような家は、ほとんど売れません。その場合は、隣の家の方に、安く売却するしか手はないでしょう。

逆に言うと、隣に、空き家はあれば、「買い」です!

土地を広く使えるので、今も持っている自宅の資産価値は上げるので、不動産投資の格言で、隣の土地は借金しても買え!といわれています。


さらに、沖縄では相続した実家を売却せず、空き家のまま残す事例も多いです。

沖縄で相続した実家の場合、その背景にはトートーメー(位牌)を守る文化が根強いことがあげられます。

本部町の不動産会社によると、空き家を月額2万円で貸し出す代わりに、旧盆の時期は、親族一同が仏壇の前に集まるため、借主は、一旦、空き家を出ていくこともあるそうです。

そういうこともあり、観光地でもある本部町では、空き家は、高値で取引されています。

沖縄の仏壇の中心にはトートーメーが置かれ、家の守り神として大切にされています。

戦後の米軍施政下において、米軍に土地を強制接収されてきた苦い歴史があります。沖縄県民は、県外と比べて、土地に対する想い、愛着は並々ならないものがあります。

県民の足元を見て、札束で頬を張るような県外業者の土地の買い漁りは、県民の誇りを踏みにじるものです。

ごくたまに、思い違いして、札束を見せれば、安く軍用地を買い叩けるだろうと、言ってくる県外の投資家がいます。

正直言って、そのような人とは関わりたくありません。

私は、トートーメー文化を大事にする投資家に、沖縄の貴重な財産である「空き家」、「軍用地」などの不動産を大事にしてもらいたいと思います。

最後までご覧いただき誠にありがとうございます。
出会いに感謝です。

 
 








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