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「借地料1回支払い」で唯一心配なこと

今回は、防衛局の軍用地料の支払いが、年1回払いになることについて、お知らせします。

既に、地主の方は、地主会より通知書が届いているので、ご存知でしょうが、これから地主を目指している方にとっては、寝耳に水のことでしょう。

私も最初耳にしたときは、驚きましたが、それは仕方がないのかと思うようになりました。

相続や売買によって、年々増加する地主。その地主ひとりひとりに掛かる借地料明細書を封筒に入れる作業や郵送費用、振込手数料などが年を追うごとに経費は増加します。

2019年秋からは、 25グラム以下の定型郵便物(一般的な手紙)に必要な郵便切手は82円から84円に、はがきの代金は62円から63円に それぞれ値上がりしました。

今年の2月以降、ウクライナ侵攻によって、光熱水量もバカになりません。値上げラッシュに、さすがの地主会も頭を抱えていたことでしょう。

個々の地主に支払う借地料の額は、相続などにより年々減少傾向にありますが、一方で振込手数料は、個々に定められた額なので、地主の数が増えるほど、振込手数料の総額を急増します。一応、振込手数料は国が負担するようです。

下記の図をご覧ください。

地主会によって借地料の支払い時期は、異なりますが、例年7月末の1回払いになります。

4年度は、来年の3月に4年度の値上がり清算分が支払われます。その同時期に5年度の借地料の単価が公表され、5年度の7月末に5年度の借地料が支払われます。

これで、借地料明細書は1枚のみとなり、保管の手間は大分楽になりました。良かったです。

例年ならば、3月末の値上がり清算分がなくなるので、かなりの経費削減に繋がります。今後は、会報もネットからダウンロードできれば良いでしょう。お年寄りの方には、必要に応じて、会報を郵送する対応も必要ですね。

これで大分経費を削減できるので、会費0.5%以上も徴収する地主会には、会費のパーセンテージを引き下げて欲しいと思います。

どこかの地主会は、建て替えて、土地が高い場所へ引っ越すそうですが、その必要性に疑問が生じます。防衛局から契約更新の事務委託費も貰っているので、委託費も国の最低賃金同様に上げるよう交渉すべきだと思います。

もちろん、借地料の値上げ交渉が大前提なのは、言うまでもありません。

最後に心配な点があります。それは、図のとおり、予算案計上と単価提示の時期が、かなり短いことです。

今年の場合、予算案計上が前年度の12月頃に当たり、4年度の単価提示が10~12月と比較的に長期間なので、粘り強い交渉が可能です。

しかし、今年度は、前述のとおり、表面上は短期間となり、交渉が押し切られそうです。そこが気にかかる唯一の点ですね。地主会には、単価交渉に頑張って欲しいと思います。

最後に注意してほしいのですが、今年の7月末に支払われる借地料は、前年度単価がベースとなっています。

つまり、今年度が旧単価で購入できる最後のチャンスだということを肝に銘じなければいけません。来年度からは、何時購入しても同じ単価です。なので、このチャンスを逃さないよう、軍用地を購入しましょう。

最後までご覧いただきありがとうございます。
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