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長男8歳、長女6歳進捗(圧倒的無知)

所用で虎ノ門まで出向いたのだが、帰宅すると「虎ノ門ってどこだよ?変な名前〜」と長男が言うので、カレーを食いながら色々と説明する次第となった。

まず、この国には王がいる、ということを知らない。「大統領は知ってる、トランプ大統領でしょ?」という。国家元首という意味ではそうなのだが。「それはいっこ前のアメリカの大統領な。今はバイデンさん」と言うと、全く興味がなさそう。子供にとってトランプという名前は実にキャッチーなのだろう。

さらに「日本の王様は天皇という皇帝で」というセンテンスを説明するのに10分ほどかかる。俺も皇帝と王様の違いがよくわからん。皇帝は、王の中の王?ブレトワルダ?説明している本人もふくしの?学校に?状態。

次いで「昔は江戸城に将軍がいて」の説明に進む。軍のトップが政権を持っているという状態なんだけど、江戸時代にも天皇がいた、ということはとりあえず割愛。なんで京都から東京へ?みたいな話もちゃんと説明し切れる自信がないし。そして「方角が干支の名前だった」という説明。これもだいぶ自信がないんだけど、虎ノ門って寅の方角にあった門なんだよな?たぶん?ちがう?

説明していて俺自身がいかに無知かということばかりが気になりつつも、子供たちには「そうなのであーる」というスタンスで説明していく。すると、長女は皇帝、城、といった単語に興味を示した。「敵から王様を守るんでしょ?ふふっ」「エンペラ」などと言っている。何かこわい。

彼らは、自分が住んでいる地域の商店街の名前以上の範囲のことはまだよくわかっていない。東京という地名もよく理解できていないし、日本、他の国家、についてもなんとなくその存在は知っているが、それが何なのかは良くわかっていないようだ。

「日本のお金の単位は?」と聞くと「ドル!」と言う。日本は敗戦以降アメリカの傀儡国家である、というようなことを言っているわけではぜんぜんなく、単純に理解していないようだ。こいつらは、俺の子供にしては知的好奇心が乏しいというか、理解したいという欲求が薄い。こないだ、タイの土産で1バーツのコインをもらったというのに、飲み込みの悪い奴だ。「お前のお財布に入ってるお小遣い、なんて呼んでる?」と聞くと「百円」と答える。それや。

最終的に「マダガスカルのお金の単位は何か?」というクイズを出題して晩飯は終了。youtubeで検索し、長男は5分ほどでマダガスカルの通貨単位にたどり着いていた。こういうノウハウはよく知っているのだが、いまいち抽象的な概念に対する興味関心が薄い。

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