【4】王様の速読術/斉藤英治【書評】

参考度:⭐️⭐️
おすすめ度:⭐️⭐️


読んだきっかけ

必要な知識を効率的に吸収したいと思い購入。正直速読術にはあまり興味がない(元々読む速度は早い方だと自負している)。

感想

ビジネス書だが、通常の文章と『夢を叶えるゾウ』のような物語形式の文章が混ざっている。読みやすい本だった。

「王様の」と名づけられているが、これは単に「すごい」という意味ではなく、喩えなのである。
読み手を「王様」、本を「家来」とし、限られた時間の中で良い家来・悪い家来を見分け、重要な情報をいかに引き出すか教えてくれる。
「本を読む意義」から始まり、著者おすすめの速読術とその活用法がまとめられている。

この本の真髄は、「1冊を30分で読む」ということ。1つの物事を1冊で深く知るより、短い時間で3冊(あるいはそれ以上)読む方がさまざまな角度で知れて良い、という話だ。
ただ私は本をたくさん読める環境におかれていないため、この読書法が自分に使えるかはわからなかった。ただ、速読術そのものが重要なのではなく、何のための速読術であるかのほうに重きを置く点は共感できた。

600円に対して有益な情報が多く、コスパの面では満足する出来であった。

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