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僕のサンリオキャラクター大賞

こう見えてサンリオがかなり好きです。

子供のころ「サンリオ ハーモニーランド」という、ピューロランドの田舎版みたいなテーマパークに連れて行ってもらいました。それからずっとファンです。

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首にロープが引っかかって浮いちゃってるキティ
(撮影:ぐんぴぃ)


就活のときも、第一志望はサンリオでした。社長こと苺の王様の話も好きでした。
就職試験には早い段階で落ちましたが「そうだよな、僕を落とすからサンリオなんだよなぁ」と腑に落ちた覚えがあります。

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家の玄関。出かける際に挨拶する。寂しくなんかない。
(撮影:ぐんぴぃ)


ここからは推しへの愛を文章化します。キモくなりすぎないよう気をつけますが、ヒートアップしてしまうかもしれません。


シナモロール

ずっと推しているキャラはシナモロールです。白くてふわふわで、可愛い可愛い。たまらんではありませんか。

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ピューロランドの壁絵 
(撮影:ぐんぴぃ)


シナモン推しと言うとサンリオファンの間ではかなりミーハー感が出てしまいます。でもそれが嬉しい。
10年前は、シナモン人気は今ほどぱっとしませんでした。少なくともサンリオキャラクター大賞で1位を狙える気配はありませんでした。

※サンリオキャラクター大賞
1986年から毎年行われている、サンリオキャラクター達による総選挙。結構盛り上がる。シナモロールは3年連続で優勝している。

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シナモンが優勝するのが当たり前になって、隔世の念を覚えます。
当時はグッズも今よりぐんと少なく、本当に寂しいものでした。総選挙の順位が上がればグッズが増えると信じて投票していました。


「キャラクター7年周期説」というのがあるそうです。簡単に言えば7年ごとにキャラデザインの寿命がくる、というもの。そこをどう乗り越えるかが肝になります。
実際にシナモロールも7年目で存続が危ぶまれるほど人気が低迷したそうです(シナモロール大百科より)


Twitter公式アカウントが荒らされて問題になったこともありました。ネット最下層級の罵詈雑言が彼に飛んでいました。

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ネットで叩かれすぎて傷心したシナモンが
友達のシフォンに守られている。異例の事態。



でもそれからシナモロールは見事に復活しました。年次を重ねるごとに票数を伸ばし、生誕15周年にあたる2017年にキャラクター大賞で初優勝。目頭がグッと熱くなったのを覚えています。

おそらく、シナモン登場時に女児だった皆さんが再びサンリオに帰ってくるタイミングだったのではないでしょうか。それに合わせて大人向けの絵柄に変化していますし。
ネットで虐められていたシナモンへの判官贔屓的なものもあったのでは、という話も聞きます。

アニバーサリーイヤーは票数が例年より伸びがちですが、シナモンは翌年以降も優勝し続けます。2022年もダントツの票差で大賞を獲りました。

いまやサンリオショップにいけば、必ずでかでかとシナモンコーナーがあります。れっきとしたサンリオのエースになりました。しかし、彼はわりと苦労人なのです。

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3連覇おめでとう!




ここ数年はシナモン以外にも投票しています。
サンリオショップ経由だとネットより多くの票数を投票できます。「クロミ」「ウィッシュミーメル」「アグレッシブ烈子」「かぶきにゃんたろう」など。

クロミ

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馬鹿よ貴方はのファラオさんが強く推しています。
アニメ「おねがいマイメロディ(2005)」のオリジナルキャラという特殊な出自にもかかわらず、年々ファンが増えています。ついに主人公マイメロを抜き去ってしまいました。本当に凄いことです。
2022年は3位。クロミちゃん史上 最高順位です。数年後には優勝争いに参加しているはずです。ヒールキャラが大賞を取るとしたらバッドばつ丸(1996年優勝)以来ですね。


ちなみにバッドばつ丸は「ギャングの息子」という設定があります。反社です。ドンケツです。

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反社ペンギン


ウィッシュミーメル

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シナモロールと同じデザイナー、奥村心雪先生によって考案されたうさぎのキャラクター。

グリーティングで会った際にファンになりました。着ぐるみがメチャクチャ可愛いんですよね。

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可愛すぎる。色彩と口元がいい。
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尻尾がカラフルなのがメルのコンプレックスなのです。「でも、それも個性だぜ!さらけ出そうぜ!」という主旨のキャラソン「すっPON♡PON JAPAN」がサンリオきっての奇曲。
延々と「すっぽんぽん♪」と歌い続けます。

総選挙では10位以内に入ったことがありません。でもいちご新聞の投票では1位だったりします(2021年) 


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卑猥にみえてしまった、、悲しい
(撮影:ぐんぴぃ)


アグレッシブ烈子

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アライグマのOL、アグレッシブ烈子。内面と外ヅラの二面性が彼女の魅力です。ふだんはOLをこなしていますが、我慢できなくなるとヘビメタ風にブチギレます。

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ヴァアアアア!!


キャラ大賞の投票ページでもブチギレてる時があり、票数を下げてしまう原因な気がします。
なぜか日本より海外でダントツで人気です。日本だと40位ですが、イタリア、スペイン、ブラジルだと3位のはず。北野映画みたいですね。


かぶきにゃんたろう(最推し)

僕がここ2〜3年でいちばん推しているのは「かぶきにゃんたろう」です。こいつが可愛いのです、見てやってください。

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歌舞伎アンバサダー
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最高
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見ます!
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自転車楽しいか!
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??


名前の通り、歌舞伎をモチーフとしたキャラクターです。実際の歌舞伎座にいます。あとピューロランドのKAWAII歌舞伎とか。
シナモン、メル同様に、彼も奥村先生がデザインされたキャラクターです。


かぶきにゃんたろうの魅力は見た目の可愛さもそうですが、境遇や性格もとても愛おしいです。


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チラシ配りを頑張る 健気な かぶきにゃんたろう


かぶきにゃんたろうはお世辞にも人気なキャラクターとは言えません

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キャラクター大賞の中間発表でかぶきにゃんたろうがランク外だった時(↑↓で2年分)

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歌舞伎座のキャラクターですので、ファン層はおそらく高齢層。
実際の選挙の投票率は高いでしょうが、サンリオキャラクター大賞に投票する層ではありません。

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渋すぎる甲冑を紹介してしまう かぶきにゃんたろう


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渋すぎるサンリオキャラ「ウメさん」とコラボしてしまう かぶきにゃんたろう



彼のいいところは、人気がないことを自覚した上で、売れるための努力を欠かさないところですね。

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毎年、キャラクター大賞の時期になると票数アップの姿勢を全面に押し出してきます。それこそ、1位常連のシナモンにどうしたら人気が出るかインタビューしたり。

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余裕のシナモン



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猫だけに22位になりたいにゃ〜、と呟く彼。目標が低いのもいじらしい。ちなみに2022年は26位。低めの目標にもかかわらず届かなくて悲しい。中間発表では32位でしたので、伸びた方ではあるのですが。


ちょっとシビアな話ですけど、26位や32位のキャラクターは、普通は生き残れないんです。サンリオでは。「人気がある時のサンリオ」なんです。
でもこの猫はね、「歌舞伎」という他キャラクターが目もくれない市場にいるから、したたかに、ぎりぎり生きてるんです。グッズ数は順位にしては多い方です。東京駅の松竹歌舞伎の売店にも販売コーナーがあります。



ここからは自分語りになりますけど。

僕は「童貞」というコンテンツでお笑いをやっています。誰もやりたくないんだこんなこと。でもだからこそ、辞めずに済んでおります。生き残っております。
かぶきにゃんたろうの境遇に、失礼ながら自分を重ねているのかもしれません。そして、諦めずひたむきにメジャーになろうと努力する彼に感動すら覚えているのです。


ほとんど不可能にもみえますが、かぶきにゃんたろうが じわじわとランキングを伸ばしていく未来を見てみたいものです。

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うおお〜〜応援してるぞ〜〜!!!!😭

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