ミュージックビデオは食品サンプル

ミュージシャンにとって必須となるのが、ミュージックビデオ。（以下からMVと略す）

MVには、広報的な役割と、資産的な作品としての価値がある。

YouTubeという動画サイトには、様々なミュージシャンのMVで溢れているが、インディーズミュージシャンはどうだろう？

「中途半端なMVはリリースしたくない」というプライドから、YouTubeにMVをリリースしないのはインディーズならではの特徴だ。

音楽活動に「YouTube」の活用は重要です。MVは食品サンプル？

MVは食品サンプル

音楽活動でメインとなるのは音楽だが、楽曲の世界観を表現するためにMVは重要だ。

つまり、MVを見ないと自分が表現したい世界観すら伝えることができないということ。

MVをリリースしないインディーズミュージシャンは、店頭に食品サンプルを置いていない飲食店と同じだ。

ちょっと気になってはいるけど、食品サンプルが無いとどんな料理があるか分からないし、おまけに内装も見えない。

食品サンプルであるMVを店頭に置いておくことで、ファンになる見込みがある人の機会損失を防ぐことができる。

低クオリティーのMV

「MVを作る費用なんて無いよ」という声も出てきそうだが、ちゃんとしたMVを作る必要はない。

コンデンサーマイクに向かって歌ってる姿を撮るだけのMVなど、アイデア次第では低予算でもプロのMVっぽく撮ることができる。

実際に僕も、スケッチブックの1ページごとに歌詞を書いて、めくりながら歌うだけのMVをリリースしたことがある。

既存のファンからの評判も良く、自分が公開したミュージックビデオの中では中々の結果となった。

このように、必ずしもお金をかければ良いMVができるとは限らず、アイデア次第では予想以上の結果を出すことができる。

YouTubeを毛嫌いしない

ミュージシャンのプライドからかYouTubeを毛嫌いする人も多い。

せっかく動画でアピールできるプラットフォームがあるのに、使わないでいるのは非常にもったいないし効率が悪い。

実際に僕も、YouTubeにミュージックビデオをリリースし続けたことで、GReeeeNの所属事務所からスカウトしていただいた。

つまり、YouTubeにMVを公開していなければ、なんの成果も得られないまま、シンガーソングライター人生を終えたことになっていた。

YouTubeは、芸能人も参入してきたことで、既に基盤は固まっている。

変なプライドは捨てて、積極的に動画というコンテンツの可能性を最大限に活用していこう。

飲食店の食品サンプルは超重要。