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ギター未経験だった僕がGReeeeNの所属事務所にスカウトされた訳

「将来は音楽で食っていく!」そう決意した22歳から25歳まで、僕はシンガーソングライターとして活動していた。

25歳で音楽の道を諦めて、一般の企業に就職した直後、とある音楽関係者からスカウトの話が舞い込んできた。

タイトルにある通り、かの有名なGReeeeNの所属する事務所だから驚きを隠せなかったが、冷静さを保っていたのは覚えている。

今回は、ギター未経験から、何故GReeeeNの所属事務所からスカウトされたのか説明していこうと思う。

ギター未経験から独学

僕は、シンガーソングライターとして活動する時、ギターを弾くことが出来ず、作詞作曲、DTMソフトなんて以ての外だった。

芸能マネージャーの専門学校を卒業した20歳から21歳くらいまで、落語家の弟子として日々の修行に励んでいたからというのもあるが、僕の手の大きさは驚くほど小さくてギターは向いていないと思い込んでいたからだ。

21歳で落語家の弟子を辞めた後、自宅の田舎道を散歩しながら「今からシンガーソングライターになれないかな?」そんな疑問と夢が頭の中を駆け巡った。

なけなしの貯金を崩して再び上京し、毎日8時間ほどギターを練習しながらアルバイトの毎日を過ごした結果、徐々にギターのスキルが向上していったのだ。

SNS戦略

僕の活動内容は、普通のシンガーソングライターとは違い、インターネットが活動の中心と考えた。

ミニアルバムをリリースしたら、1曲ごとに簡単なMVを制作してYouTubeに公開する戦略で、再生回数も順調に上がっていった。

毎日、ツイキャスという生配信アプリで集客することで、1stミニアルバムを20枚ほど販売することに成功しただけでなく、応援してくれるファンの方々も50人ほどまで増えたのだ。

ヴィジュアル系戦略

シンガーソングライターというと、清潔感ある容姿で温かい歌を歌う姿を想像する方が多いと思うが、僕は緑髪でV系メイクと派手なファッションで活動していた。

理由は、SNSアイコンを引きで見た時、「一番目立つから」という単純な理由だ。

V系メイクも素人だったが、見様見真似で練習しながら上達していき、数ヶ月でコツを掴んでしまった。

Eggsでスカウト

Eggsというインディーズアーティスト専門の音楽SNSをご存知だろうか。

Amazon MusicやSpotifyの様に、音源をアップロードすることができ、誰でも自由に聴くことができるアプリだ。

僕もプロモーションの一部としてEggsを使用していたのだが、なんとGReeeeNの所属事務所の音楽関係者はEggsで僕を発見したとのこと。

僕の戦略通り、目を引く派手なアイコンで気になったというのと、ミュージックビデオがYouTubeに多数アップロードされていたのが決め手だった。

未経験はチャンス!

僕はギター未経験なのにも関わらず、22歳からシンガーソングライターを目指し、25歳の時にスカウトされた。

幼少期からギターをやっていて、プロ級に上手い人でもGReeeeNの所属事務所からスカウトされた人はいないと思う。

では何故、技術も実力も低い僕がスカウトされたのかというと、「ギター未経験」という弱みを利用して「どうせ下手なら今までに無いシンガーソングライターになろう」と決めたからだ。

未経験だから今から目指してもどうせ無理と感じているあなた。

僕みたいに20歳を超えても、未経験からシンガーソングライターを目指してスカウトされた様に、下には下がいると思って全力で「今」を生きてほしい。


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