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FP通信

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ぐんま税理法人ニュースレターに掲載された「FP通信」のバックナンバーを集めたマガジンです。
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#日経平均株価

ぐん税ニュースレター vol.50 page02 -FP通信- Part 1

前回8月号のvol.48で株価について記事した際に、「自民党総裁選の結果次第で~」と結んだので今回はその結果を経て市場がどのように反応したのか見てみたいと思います。 前回の記事 まずは前段の総裁選の争点から。 自民党総裁選の結果はご存知のとおり石破氏となりました。決選投票は高市氏との対戦となりましたが、これを制した形になります。両者の政策論はかなり違うところがありますが、ここでは財政政策と金融政策を中心にした経済政策のみに焦点を当てます。 まず財政政策は緊縮財政派の石破氏

ぐん税ニュースレター vol.50 page03 -FP通信- Part 2

Part 1の記事では総裁選の争点について解説しました。Part 2では、その結果を受けて金融市場がどう反応したのか見てみます。 Part 1の記事 石破氏:株安=円高、高市氏:株高=円安、という構図で説明してきましたので、日経平均株価とドル円レートで見ていきます。 9月27日の自民党総裁選、1回目の投票は高市氏が1位となりました。しかも議員票と党員票の合計が高市氏が181票で石破氏が154票ということで、おそらくは世間の想定外の差をつけて高市氏が1位になったことは今回

ぐん税ニュースレター vol.48 page04 -FP通信- Part 2

Part 1の記事では日経平均の乱高下と投資の立ち回りについて解説しました。 Part 1の記事 Part 2の本記事では7月11日の日経平均最高値から8月5日の大暴落までを順を追って見てみようと思います。 今回の株価の乱高下は以前から言われている通り、日米(あるいは日本とそれ以外の先進国)の金利差や米国証券市場の影響が大きいと思われます。 3月に日銀がマイナス金利を解除した際も大きな政策転換でしたので記事にしたのですが、その後も市場は日銀の利上げを一つの大きな材料とし

ぐん税ニュースレター vol.48 page03 -FP通信- Part 1

日経平均株価の乱高下が話題になっています。 最近はあまり指標をチェックしていなかったのですが、大きな動きがあったので少し見てみようと思います。 今年2月に日経平均株価が39,000円台の史上最高値をつけた時に記事にしましたが、その後小幅な上下を経て、7月11日に42,000円台にまで記録を更新しました。 2月の記事 問題はこの後ですが、8月5日には史上最大の下げ幅となる4,451円安という記録をつけました。これは1987年の米国市場の暴落(ブラックマンデー)を受けて記録

ぐん税ニュースレター vol.42 page03 -FP通信-

日経平均株価が沸いてます。2月22日に史上最高値の39,098円で大引けとなっています。 新NISA勢はきっと、株なんてチョロイな、と思ってることでしょう。笑  新年の大発会からたった2ヶ月弱で5800円以上も上がってるのですから。 今号では特に記事にする予定はなかったのですが、歴史的瞬間ということで少し書いてみようと思います。 以前にもバブル崩壊後の最高値ということで記事にしましたが、基本的な市場の動向というのは、この時と大きく変わっていないと思います。 この時はバブ

ぐん税ニュースレター vol.34 page04 -FP通信 Part 2-

Part 1の記事では新NISAについて解説しています。 最近の株価 執筆時点(2023年6月5日)ではバブル崩壊以降約33年ぶりの最高値、32,000円台をつけています。(改訂:6月15日現在 33660円越え) 5月19日にバブル崩壊以降約33年ぶりの最高値30808円と話題になりましたが、そこからさらに上昇していることになります。 そしてこの話題。 でも2020年に株価が下落している時にも口座開設は増えています。 人って単純なものですね。株価が上がれば「イケ