見出し画像

【役員・運営委員紹介】NPO法人DNA 沼田翔二朗さん

群馬県地域づくり協議会の運営に、どのような方たちが携わっているのか。みなさまにご紹介するため、運営委員の普段の活動内容や地域への想いなど、自己紹介いただくコーナーを企画しました。
今回は、群馬県地域づくり協議会会長である沼田翔二朗さんのご紹介です。


1 自己紹介

氏   名:沼田翔二朗(ぬまた しょうじろう)
運営委員歴:委員(2020年~)
      会長(2022年~)
活動団体名:NPO法人DNA代表理事

【活動概要】
NPO法人DNAは、ビジョン「群馬の10代一人ひとりが、『学び』を通じて、自らの価値と可能性を感じられる地域社会」に向けて、主に学校教育と協働した事業を展開する教育NPOです。私は、代表理事として活動しています。

群馬県全域で、年間で6,000名程度の小・中・高校生の学びと成長を支える活動です。

2 団体の主な取組(NPO法人DNA)

主な取り組みは、わかりやすい例として「インターンシップ」「仕事インタビュー」等の"授業”を届けています。10代自身が地域社会とつながって、実際の社会がどう動いているのか?これからどうよりよくしていきたいのか?を自ら考えていき、学んでいく授業です。

その事業の発展形として、自らの興味・関心に基づいて、学んでいく授業もあります。

授業後の高校生が自ら考え行った活動!

「地元が大好きで、いろいろな人に来てもらえる街にさらになるには?」
観光協会に自ら協力依頼をし、活動資金を調達してイベントを開催しています。

「身近な公共である学校のトイレを、誰もが心地よく使えるために何が必要なのか?」
使用状況の実態をアンケート調査を行い、新たな使い方の提案を行いました。その結果から、身近な社会をよりよくしています。

「自然のことが好きな子どもたちが増えるために、自分として何ができるか?」
自然体験を行った小学生の成長具合の"見える化"に挑戦しています。

「"見えない障がい"に気付くソーシャルデザインとはなにか?」
『ヘルプマーク』の存在意義を伝えるためにチラシをデザインして、普段よく使う駅の構内の誰もが目につきやすい場所に設置して、理解促進に努めています。

このように自分自身の興味・関心に基づきながら、それらに参画していく授業を届けることで、子どもたち一人ひとりが自律的に学んでいける教育環境づくりに取り組んでいます。そのようにしなやかに学んでいける環境が、一人ひとり自分らしく居られる地域社会につながると考えています。

3 他団体へのメッセージ

一見、私の活動は「地域づくり」につながっているとは言えないのかもしれません。しかし、子どもたち一人ひとりが、自ら参画してみたいと思えることに参画していく学びの経験こそが、自治(自分たちのことを自分たちで行う)につながると考えています。

それが、結果的によく言われる「住民主体の地域づくり」につながるはず・・・と。

地域づくり協議会の会長としては、立場や所属と利害を越えて、「一人ひとりが自分らしく居られて、幸せに歩んでいける地域社会」に向けて、ゆるやかに交流していけるプラットフォームとしての役割を果たしていきたいです。

4 活動で意識している3つのこと

①名前を呼んで挨拶すること
②一人ひとりが参画していける環境をつくること(役割と舞台をつくる。"巻き込む"という言葉は使わない)
③その場にいる人々と、対話と交流を、できる限り行うこと 

5 略歴等

 現在 NPO法人DNA代表理事
1989年 北海道士別市生まれ(人口減少により高校最後の卒業生)
2008年 大学進学を機に群馬県高崎市へ。
新しい環境に馴染めず、約 1年間の引きこもりに。生活費を稼ぐために働き始めたアルバイト先で、偶然出会った先輩スタッフのおかげで、大学生活をリスタート。
2011年、NPO法人DNA代表理事に就任、学校と社会がつながるための教育事業を立ち上げる。

地域づくりで言えば、特に「地域づくり・市民活動・ NPO活動」のコミュニティマネジメントを学べる養成講座の企画・立ち上げの従事経験があり( 2016~2021)。その他、前橋市「まえばし市民提案型パートナーシップ事業」審査委員(2023~)。
群馬県地域づくり協議会 は、1998年に、前会長 椎名さんと前副会長 杉原さんたちが想いをもって立ち上げて活動してきました。それを 2022年に引き継いで、よりよいカタチに展開していくのが、今の会長である私の役目です。


この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?