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説明風流

振動者よ、私だけを徹底的に揺らせ。狂い屋が集まれば街ができる。例え好きな人が出した描写であっても、狐のくだりはよくわからない。目が覚めた時にまだ起きていたらそれが私です。夜が明けてまた夜が来る。そんな日もあります。冗談だけで街を回り、見事に一瞬のときめきを逃してしまったのが私です。もっとちゃんと宇宙が見たかった、君の話などひとつも聞かずに。遊覧船に憧れていたんです、自分とは関係がないなと思いながら。一人きりで浮遊しているのが空の虫。他の家の風鈴がシャリリとして耳を痛めます。夜霧を斬って夜霧斬り、鋼が錆びて街の色。

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