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2nd mini Album​ 「フリークカプセル」

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2nd mini Album​ 「フリークカプセル」の歌詞置き場です!
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記事一覧

Amsterdam

午前9時 連なる自転車またがって
夢酔いも緩やかに去ってしまったね
すり抜ける水上のバスを見下ろして
今日もまた照り返す朝が眩しくて

午前9時 連なる自転車またがって
夢酔いも緩やかに去ってしまったね
石畳 貫くレールと交差した
今日もまた乗り継ぐ毎日にふらついて

Stay here with me more time!
滞りなく片付いたら 精一杯悩んで
I wanna talk to you

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メモリーズ

メモリーズ

車窓の遥か向こうには 透き通る海の詩
呼吸も僅かに乱れれば すかさず入り込む味

混ざれないパレットの上 宙に浮いたみたいな色
入り組んだ抽象画を抜け落ちて 風に溶けてしまえばいい

High speed ミラー越しの街灯 間隔を変えてく
Red light はやる胸 あの日の記憶を追っていく

闇を飾る街を抜ける 白くけむる砂地を抜ける
乾いた体 潤すMelody

緑揺れる森を抜ける 青く香る

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ブルーバルーン

ブルーバルーン

今日降り続いた雨 車道 きらびやかな黒
日曜 長靴の子たち 振り回す傘の飛沫

黄昏のオレンジと長い影のコントラスト
回り道憂う 「こんなモンじゃない」

ずっと遠い空から光って呼んでる
何光年も先 何百年昔 そこから旅を続けてきた
そうして長い夜を越えて手放す
ブルーに染まる想い バルーン 地面をぐっと踏みしめた

今日行きそびれた喫茶店 角を曲がった先の楽煙
ずっとロード中...の壊れかけの回

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sepia

「誰にも会いたくないの」って 君は言う
明かりも点けないで部屋の隅 一人泣いてた

背を向け明日から逃げても 陽は昇る
君も僕も同じだよ 弱いんだ
昔聞いた話幸せなエピローグ
それは誰が決めたの

目を逸らして逃げ続け 朝日に焼かれて
朽ちていくそれだけ

止めど無い欠片拾い集め 思い出の色に染めていく
見える世界全てがそうニセモノなのだろ
必死に抗って無様だろう 笑うのならば笑えばいいよ
色の

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Never Freeze

揺らめいた水面を 見下ろした鳥の目に
疑いをかけた正午に
流れるような画面に 未来では廃のエナジー
語りを尽くさぬように

氷の中で 鈍る痛みが
忘れられないように 繰り返されないように
それを溶かして 霧の向こう側に 
小さな光を見たら 進んで行かなきゃな 君と

煌めいた夜空を 見上げたあの子の目に
歓びを抱き合った日
誇れるほどのことは 何一つ成していなくとも
ささいでも燃え尽きぬように

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夏の続き

点と線で繋いで 描き上がったイラストに
めくるめく時を与えて 踊り出すたった数秒間

カーテンをくぐると 君が振り向いて笑った
間近に迫る出来事を 投げ出しその虜に

曇り空が続く展開に、きっともう飽きてしまうね

夏の終わり 君の香り 記憶 すれ違うとき懐かしくなる
未だ蒼く 過去を許せない僕は未来を想像できないでいる

劣等感を背負って そのゲートは通れない
めくるめく日々を越えたら 飛び出せ

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三日月と少年

スターライト
魔法の粉を蒔いた少女はとある少年を見つけた

ムーンライト
三日月に腰かけた老人は懐かしみ呟いた

「まだまだ夢は捨てないさ。

かつて少女が私にくれた力。

「今、心に穴が開いてる。
もう此処が僕の生きる場所なのかな。」

違う未来、想像しただけで夜が明け、街は動き出した

スターライト
魔法の粉を浴びた少年はもう大人になっていた

ムーンライト
三日月に看取られた老人は星となって

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色彩

一つが並んで ぽつり ぽつり 優しく触れる
水辺の雨音 映る姿 小さく揺れる
哀しく鐘が響く

二つを重ねて ふわり ふわり 優しく広がる
四季の風吹き続く明日が僕らの果て

彷徨う揺らぎの中で 白色に花が咲いて
隣り合う色を見つけた 僕は歩み続けよう
花がいつしか枯れるように セピア色 乾いた夢
限られた時の中で 僕は探し続けよう

繋いだ三つ目 ゆらり ゆらり 近づく足音
揺れる心を通り抜ける

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