【スーパー銭湯談】君はもう少し童貞のままでいなさい
岩田です。はてなブログの過去記事転載です。
つま先まで足をのばせる大きな風呂、疲れやこりをハイパワーでほぐすジェットバス、しょっぺえ汗がビシャっ!とほとばしるサウナ、全裸の開放感溢れる露天風呂、風呂上がりの腰に手をあてゴク飲みするコーヒー牛乳...
スーパー銭湯とは庶民がワガママに極上のくつろぎを満喫できる最高の空間である!と強く主張する私はオッサンですが、ひとつ困った事に通常時の私は皮が半分ほど被ったポークビッツァーなのです(ただしゴールデンボールの大きさには自信アリ)
それゆえ湯舟で密かに剥いて「私?もちろん剥けてますよ?」の姿勢でタオルで隠すことなくフルティン闊歩するも歳のせいか皮剥きの持続力はあまりない、気が付いた時にはいつもの状態に。
そして再び湯舟で密かに剥いてひとときの男の自信を取り戻す...
こんな事ばかりやっているスーパー銭湯内....先日の夜、少々ヤンキッシュな若者集団が現れました。
100%間違いないマイフェバリットスーパー銭湯「極楽湯」
労働時間がクソみたいに長いオッサンにとって深夜まで営業してるスーパー銭湯ほどありがたい存在はございませぬ。
そんな私が深夜にふと訪れるスーパー銭湯が「極楽湯」
深夜2時まで営業している店舗があります。
23時ごろに疲労を感じた時は容赦なく車で極楽湯に突撃するしかありません。
いつかブロガーさん(男性限定)と「誰が一番サウナ長く耐えられるかOFF」を開催したいもの、同時に「俺のほうが腹出ている対決」や「俺のほうが風呂満喫している対決」も行ってみたいものです。
湯舟で童貞の悩み相談を始める若者
その夜、私はいつものように極楽湯の露天風呂でチン皮をムキムキしながら極上のひとときを満喫してると若者集団が露天風呂にINしてきました。
一応チラ見でティン部を確認したところタオル隠ぺい率60%といったところでしょうか、タオル腰巻のフルガード、ティンに軽くタオルを被せて盾のようなガードスタイル、タオル無しのノーガードまで。
高ランクはノーガードですよね、はじめからタオルを装備しないその姿勢が勇ましい...とも言えるのですが、逆を言えばそれだけ立派なブツを持っているという事であり、銭湯におけるキングであり自慢とも言える行為になります。
そのような立派なモノをお持ちの方は親に感謝ですね。
私としては剥けていないのも関わらずフルティンで闊歩スタイルを終始貫ける男が最もカッコイイと思っています。
さて露天風呂INして若者集団の見た目は少々ヤンチャ、しゃべり口調もヤンキッシュな雰囲気であり声はそこまで大きくないものの俺たちイケテル集団感を滲ませております。
私としては深夜の男のオッサンの紳士なくつろぎ空間でイキガリやがって...オメーラ肩こってねーだろ!足むくんでねーだろ!どーせサウナでかく汗だって臭くねーんだろ!と嫉妬心全開とも思えるやじを脳内で飛ばしているとヤンチャな若者の一人が露天風呂の湯舟で悩みを語り始めました。
そう、彼はいつになったら童貞卒業できるんだよぉ...と悩みを仲間に相談し始めたのです。
わりと真剣なアドバイスをする仲間
自ら童貞と名乗る彼のティンがどれぐらいのものであるか?は一旦置いておき、湯舟で童貞の悩み話をするとは凄いこと。
私の感覚で言えば彼はかなり男らしい男、湯船でひっそりと皮を剥いていた自分が恥ずかしくなりました。
彼は本当の自分を見せている、私は...
私は本当の自分を見せていない!!!
私の悩みである皮被りはさておき、童貞の悩みについて仲間は割と真剣なアドバイスを彼にしておりました。
お前はモテないわけじゃない、むしろイケメン
お前がヤル気になればいつでもヤレるはずだ
先日もお前はヤレるはずだったのに帰った
女のシグナルを読み取れ
童貞の彼と仲間がどのような存在なのか、学生なのか同級生なのか、私には分かりません。
ただ私が感じたのは中学時代の地元の同級生のような間柄ではないか?といったところ。
童貞の彼の顔をチラ見してみると確かにイケメン、普通に二股三股ぐらいしてそうな雰囲気の若者エグザイル、腕っぷしも強そうな感じです。
そんな彼が童貞、しかもスーパー銭湯といった他人がいる湯舟内において仲間に悩みとしての童貞話をする...
そんな彼らの話に聞き耳をたてていた私...
私は彼に人間的に負けたと思いました。
確かに彼はまだ童貞かもしれません。
しかし私が童貞だった頃、湯船で同級生に童貞の悩みを話せたかどうか?と聞かれればそんなオープンマインドは不可能、その話題には触れずに湯舟で隠れて皮を剥くことに執着していたはずです。
こんな事を考えながら私は湯舟で剥きを止め、ありのままの私でサウナでしょっぱい汗をかいていたところ先ほどの若者集団もサウナIN、
その時目にした童貞の彼はフルオープンでずる剥けマグナム...
「君はもう少し童貞のままでいなさい」
私は心の中でそうつぶやきながら灼熱のサウナで緩んだ皮を引き締め始めたある夜のスーパー銭湯。
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