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やり口はNTT代理店と同じ!グーグルのような雰囲気で営業電話をかけて来るHP制作、SEO会社に注意

岩田です。はてなブログの過去記事転載です。

インターネットサイトについての新手の営業電話がかかってきました。

営業電話の内容をざっくり説明するとあたかもグーグル社からの電話のように装ってホームページの作成やsslを勧める手法、とくにポイントとなるのは

グーグルはsslやモバイルユーザビリティーの対策が出来ていないサイトは検索結果に表示されなくなる、それでは集客が出来なくなってしまうので対応しないと駄目、それを弊社にお願いしなさい的な部分。

この時点で突っ込みどころがあるのはブログ等で検索上位を狙って収益を出している人なら分かる話、「あ、この営業電話の人は適当だな、ってか不安を煽ってるな」ってなやつです。

始めにグーグルを名のるといった営業電話の最初のやり口が「NTTの代理店ですが...」に似ているのでそんな電話がかかって来たら

「ところで御社の社名は何ですか?」

と聞きましょう。

グーグルとは一切関係のない会社がグーグルっぽい雰囲気を醸し出す

なぜこのような営業電話でグーグルの名前を出すか、まるでグーグル社のように装うか?ってば大企業からかかってきた電話っぽくして相手を安心させるため、または話を聞かなければならない雰囲気にするため。

このようなやり口の営業電話はNTTの代理店がよく使っている手法で今となっては使い古されたやり方なのです。

NTT代理店からの営業電話は色々と問題がある行為、その手法を真似て電話をかけてきたのが今回のグーグルっぽく振る舞う会社です。

そんなグーグルっぽく振る舞う営業電話の走り出しはこんな感じ

「いつもお世話になっています、グーグルのホニャラララララのホニャララ~ですが御社のサイトを確認するとhttpになっておらず、このままだと検索結果に表示されなくなってしまい集客に影響が...」

ホニャラララララのホニャララ~の部分については何を言っているか分からないほど小さな声、そして当たり前の話ですがいつもお世話になってない初見の電話です。

私のところにグーグル社の名前を出してかかって来る電話で可能性があるとすればアドワーズ(現グーグル広告)か、社内を撮影してグーグルのストリートビューで中まで見れるよにするぜな会社。

「ストリートビューで車内まで見えるようにするぜ」は個人が副業でやっている場合もあれば専門でやっている会社もありましてコチラが依頼するとお金を払うハメになります。

グーグル社の名前を出しての営業電話は会社でサイトを運営だったり個人でブログ運営していたりする人にとって一瞬ドキっ!とする電話、「え?私なにかやらかした?」とビビってしまう効果があります。

このような新手の営業電話が初めてだった私、一通り話を聞いた後に「ところで御社の社名は?」と聞いてグーグルとは一切関係のないHP制作、SEO会社と分かったので結構です、もう二度と電話をかけて来ないでくださいねとお願いをして電話を切りました。

グーグルの検索結果に表示されなくなるといった不安を煽るやり口

グーグルを装う会社の問題点はいくつかありますが、その中でも「それ言っちゃっていいの?」と突っ込みたくなるのがSSLにしていないと検索結果に表示されなくなるといった不安を煽るような語り口調。

加えてモバイルユーザービリティーが出来ていないのも検索結果に表示されなくなるといった更に不安を煽る営業トークになります。

ではSSL(ウェブサイトのアドレスがhttpsから始まる)していないとグーグルの検索結果に表示されなくなるの?ですが、それは現時点では無し。
httpsでなくとも検索結果に表示されます。

つまり私の会社にグーグル社の雰囲気で営業電話をかけてきた業者は嘘をついている、または無知であるかのどちらか。

その営業会社名を聞いたその場で検索してみるとHP制作とSEOをやっている会社でシミラーウェブで確認すると「Data is not available for this domain.」は勿論のこと、重要なクエリも取れていない状態。

これが指し示す意味は

ホームページ制作会社で自社の独自サイトを運営し、数十万単位のプランを用意しているにも関わらず自社サイトのドメインパワーが全然駄目、

ホームページ制作会社でSEOをやる会社なのであれば自社サイトが「SEO」「ホームページ制作」のキーワードでそれなりの検索上位が欲しいところ。

自社でそれが出来ていないから電話営業を行っている情けなく恥ずかしい会社といった評価。

対企業向けにホームページ制作でSEOもやってネット集客力を上げる会社ならば、まずが自社のサイトを「SEO」「ウェブサイト制作」「ホームページ制作」のキーワードでグーグル検索上位表示させにゃアカンでしょってな話ですね。

私はイヤらしい人間なのでその営業会社のサイトをじっくりと拝見したところ全然駄目な知識しか持ち合わせていないとしか思えないようなサイト、見た目は派手で使っている人物の写真はネットに転がっている画像をフル活用、ホームページ、ウェブサイトと言いながらブログを推奨する形...ワードプレスでしょうね。

「ロングテールなキーワードで検索上位を抑えているのに...」

なんてインチキくさいユーザーの悩みごとみたいな一文がありましたけどね、もうこの時点でオカシイと気づく。

  • そのロングテールなキーワードの検索ボリュームは?

  • 仮に検索ボリュームが大きいロングテールなキーワードを抑えている会社があるとして、その会社がSEO対策を依頼する理由とは?

是非ともこのような質問をしてみたいもの...

ああ、電話切らないでイヤらしく突っ込んで見ればもっと内容の濃い記事が書けましたね、失敗!次に同様の手口でかかって来たら最初は分からないフリして色々と話を聞き出してみようと思います。

「https」ではないサイトを運営している会社を狙っての営業電話と推測

では私の会社にグーグルっぽい雰囲気で営業電話をかけてきた会社がなぜ私の会社を狙ったのか?ですよね、今後似たような手法が増える可能性もありますので色々と書いておきましょう。

私の会社のサイトは私がhtml直打ちで作ったもの、独自ドメインで運用歴はそれなりに長く、何回かリニューアルを施して今はワードプレス。

キーワードも欲しいもの取っている状態、広告収入を得る為のサイトではく自社への集客サイトなのでピンポイントのキーワードが取れていればそれでOK。

だからSSL化してなくてもいいや...ってな状態のまま、つまりhttp~始まるアドレスのサイト。

で、ここからが私の推測。

営業電話をかけてきた会社は私のサイトのSSLの部分やhtml直打ち見て「この会社のサイトは過去にホームページ作成会社に依頼して放置したのだな...」と判断、

html直打ちのサイトで過去にホームページ制作会社に依頼経験があるかどうか?は無料サンプルをひな形にしてhtml直打ちで私が作ったからでしょう。グーグルを装う営業電話会社は私の会社がウェブに対する知識が豊富ではない...と踏んでのアプローチだったと推測しています。

この推測が正しいとすれば(ほぼ間違いないと思てる)今後に営業会社の対象となる企業は

  • SSL化されてない企業サイト

  • 無料テンプレートを使って制作された企業サイト

  • 昔ながらのホームページで放置されているサイト

  • 少しだけ検索の知識がありそうなサイト

恐らくこの4点がメインかと思われます。

この中で営業電話アプローチする際の営業トークのテンプレートに従っての電話、そして少しだけ検索の知識がありそうな...の部分がけっこう重要。

検索上位表示、つまりグーグルの評価によって自社サイトへのアクセスが決まることを知っている人間が対象。

そこにいかにもグーグル社っぽい雰囲気で電話をかけてきて不安を煽るような営業トークをする...これが私の推測になります。

グーグルっぽい雰囲気で営業電話がかかって来たら

依頼するしないは自由、それで結果が出る可能性はゼロではありません。

しかし最初のアプローチでグーグル社っぽい雰囲気の営業電話なら要注意、その会社の社名を確認し、その場で検索。

シミラーウェブでアドレスをコピペして調べるの作業を行ったほうが間違いありません。

なんたってグーグルの名を語り、HP制作会社でSEO対策もやるのに自社サイトでウェブ集客が出来なくて電話営業をしてくる会社なのですから。

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