2023年6月の短歌
生まれた月は好きになる。
たのしみな予定いっぱい!
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[6月2日]
湿った風が撫でてくる 半袖がちょうどいい季節になってきた
[6月3日]
壊れたシャワーみたいだな 神様の水道代、来月やばそう
巨大な洗濯機の中覗いてる はしゃぎ過ぎてる今日の雨風
0と1 とおいとおい おとなりさん はじめましてのあいさつしよう
[6月5日]
売店の真ん中の自販機に居た、3年間の青春の味
[6月7日]
半年の日々のあれこれ閉じ込めた、黒い手帖とお別れの時
あなたのなかにある夜の海を優雅に泳いでいたつもりだった
[6月8日]
束の間の休みにきみは飛んでった 絶えず最高の旅路であれ
きみは知らない、気まぐれの優しさだけで千年も生きられること
[6月9日]
おはようもおやすみもくれてありがと きみの通知が世界を救う
地方民ゆえにたらふく貢いでる、チケ代よりも交通機関
クーラーのそよ風ふわり仕事中 このままお昼寝したいのにな
[6月10日]
美味しいも名残惜しいも楽しいも、伝わってくる旅路の記録
そこへ行きたいと思った いつかラベンダーが満開になる頃に
[6月11日]
下まつげは逆さまつげ どうして自分で自分を攻撃するの
[6月12日]
甘くて優しい声の調子は如何 君の声帯のファンなのです
庭に咲く花たちの顔変わってく 久しぶりだね、紫陽花の群れ
[6月13日]
わたしは不良だ 今日だけで2本も食べてしまったガリガリ君を
[6月14日]
少しくらいはしゃいじゃってもいいじゃない 浮かれるくらいがちょうどいい
白と青が発光する窓の外 今すぐ海を見に行きたくて
[6月15日]
わたしが魔法使えたら、きみに降る災難を花火に変えたのに
旅行の日まであと少し そわそわと準備している今も楽しい
[6月16日]
最近のわたしはえらい 12時を越える前に布団に入れる
[6月17日]
きみの行く末が不安すぎてどうにか無事に済むよう祈るばかり
六月の温い風が吹くけども、夕方の空がめちゃくちゃ夏だ
「夏だよね」通りすがりのおじさんと挨拶がてらの世間話
[6月18日]
撃ち抜かれたわたしの心 きみの可愛い笑顔は宇宙に届く
ライブ観て帰りは寿司を食っちゃおう なんてったって生まれた日だし🎉
[6月20日]
家が減り緑が増えてく帰り道 あと一時間で最寄り駅
[6月21日]
明日の君はきっとすっきり目覚め、希望の朝を迎えるはずさ
[6月22日]
今日のわたしを癒したのは、君から共有されたのどかな景色
[6月24日]
いつだって茶碗いっぱいのご飯がわたしをなぐさめてくれるんだ
わくわくとドキドキで胸がいっぱい わたしの初めての空の旅
[6月30日]
人にやさしくありたいし、自分にだってやさしくありたいよずっと
友達としゃべって笑ってメシ食ったらだいたい元気になってる
照れた笑顔のあなたは眩しい 短く切りすぎた髪はかわいい
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