2022

12月31日。まもなく2022年も終わる。
昨年は環境の変化があったのであの月は何があったなどすぐに思い出せたけど今年は同じ環境のもと踏んだり蹴ったり喜んだり悲しんだりしたので、せっかくならパッと思い出せる今のうちに所感を残しておく。

1月…職場4ヶ月目に突入し「やらねばならない」が増えた。濱口竜介作品にものすごくシンパシーを感じた。「私に空いた穴とあなたの中に空いた穴から繋がれる」
宇多田ヒカルのBADモードに助けられた。
2月…あまり思い出せないのでツイートを引用する。「本当によかったものや生きるのに携えていきたいものはその時は情報の波に呑まれてわからないけど後々潮が引いたとき砂浜に現れるガラスの欠片」「携えたいものが増えるたび、孤独ではないことや自分のこと無闇に謙遜することなんてないって分かるね。尊敬されたい訳じゃなくて尊重されたいってすごくそう。」「傲慢や慢心じゃなくて、「荒削りだが光るものがある」と思っていきたい自分のこと」
3月…職場の先輩方の退職。すごく大切な半年間を過ごさせてもらった。仕事をする上での大切なこと、自分の仕事は他人の仕事に繋がっていること。気持ちの整理のため松本へ行った。
4月…人事異動につき職場環境がガラリと変わる。戸惑いと混乱。すぐ慣れるだろうと思ったら半年以上もてんてこまいが続くとはこの頃はつゆにも思っていない。自分が先輩からしてもらったような振る舞いをしようと日々頑張った…。私生活面では、春に浮かされてたくさん出かけた。銀座の版画、ロイホのパフェ、雨の日の緑。
5月…大地の芸術祭で訪れた新潟が最高だった。
6月…職場の「合わない」人とのコミュニケーションに悩む。どうにかその人のいいところを探そうとする努力の形跡が過去ツイートから読み取れた。これは単純に、自分の中にマイナス因子が存在してほしくない、ある種完璧主義みたいな側面だと思われる。性善説的な。
7月…とにかく仕事が忙しくて大変。職場のほとんどの人が入れ替わってしまったので自然と「ベテランの人」みたいな立場になって早3ヶ月、こなしていく日々。締切を守るとか指示通り作業するとか当たり前だと思っていたことは誰かにとっては難しいことだと知る。そのおかげか自分がやらなきゃだめだ頑張ろうとなる。
「慌ただしかったりモヤモヤしたり調子が悪かったりそんなことの連続でもやっぱり素直さと誠実さを忘れたくないと思わされるのは私がコミュニケーションを諦められないからだ」「こうしたら受け取る人がわかりやすいだろうなとか気持ちよく過ごせるかなとか少しでも楽になるだろうかとか、大きな愛だけを愛と呼ぶんではない、そういう親密さを決して忘れたくないの」
私生活、京都旅行で初めて祇園祭、夏の夜。
ここじゃないどこかに行きたい。
8月…怒涛の日々、はじめての担当案件(大成功だった)。「考えてみると学生の時は後ろ向きに頑張って乗り越えてきたが今は淡々と対処していく、一人で抱え込まないで周りに助けてもらう、など。忙しいから負を溜め込む暇もない。そして意外とできるもんだなってわかる。それを繰り返している。」
久々の人前での演奏。楽しかったなあ。
8月下旬、家族がコロナ感染。自分は濃厚接触者となり1週間ほど自宅待機。休みだうほーいとなったが缶詰めによりかなり滅入った、参った。
9月…なんとかいいように捉えたかった、苦手意識のあった人を「嫌いだ」とようやく認識できた。負の感情にエネルギーを使えるようになった。臭い物に蓋をする性分を脱却。他人への敬意が見えない人、他人への想像力がない人が私は一番嫌い。
私生活、いろいろ災難が降りかかる。なお、この災難(大きなことでもないが立て続けに起こることで少しずつ落ち込む感じの災難)は8月末から11月まで続く。それにしても5月の新潟への憧憬はやまない。遠出することに対して1年かけてためらいがなくなっていた。
10月…再び新潟、佐渡へ。色々ありつつも心に残る旅だった。インスタの山ガールたちの投稿に惹かれて山登りを始めた。登るほどではないとずっと思っていたのにね…
ちなみに職場環境はますます悪化した。どんなに正しさにむけた行動だとしても権力者の気に障ればおしまいなんていつの時代だよと言いたくなるほどの独裁とそれが看過される会社、おかしいし絶対許さない、忘れない。
11月…山渇望。シフの音楽と山縣美季さんの音楽に勇気をもらう。音楽とはコミュニケーション。3月に退職した子と久しぶりに会う。会おうと思ってくれたことが嬉しかった。
12月…年末はいろんな人に会えて嬉しい。SixTONESに若干ハマった。
雪国に行きたい衝動が募る。
自分の仕事はたしかに誰かに届いていることを実感し妙に感慨深かった。一緒に働く人、取引先の人、お客さん。今の仕事を全うしたいと思った。素直、誠実でありたい。
「「生きてるだけで全部バレる」by水野しず、この金言は何度も胸の墓石に刻んでる。そのひと言、態度、目線、気の回し方全部にあなた自身が浮き彫りになるのよ。」「そしてそのアンテナをめちゃめちゃ私は信じている。実際、今年もバレることに成功して確かなコミュニケーションが多くあった。「星野源になりたい」また一歩近づいた。」

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一年を振り返ると大なり小なり考えて悩んで試してみるみたいな地道な毎日を歩みつつも休日は知らない土地へ山へ繰り出していてコントラストが面白い一年だった。
また、キーワードは「コミュニケーション」だったように思う。
仕事では忙しさにかまけて諦めてしまったことも多々あった。その度に、他人の一言やちょっとしたフォローにハッとして気付かされた。周りの人が私を形成している。その逆、私が誰かの世界の一部でもある。気持ちの良い人間でありたい、そんなことを思わされる年の瀬。
良い年でした。

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