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真宗法語カレンダー 2023年5月 法語 「南無阿弥陀仏とは、言葉となった仏なのです」
本日は誠に尊いご仏縁でございます。
真宗法語カレンダーの5月の法語
「南無阿弥陀仏とは言葉となった仏なのです」に際してご法話のお取り次ぎをさせて頂きたく存じます。
浄土真宗において南無阿弥陀仏とは、阿弥陀如来様の「われにまかせよ、かならずすくう」のおはたらきです。
如来様のはたらきが南無阿弥陀仏という言葉となり、仏様のよび声となって、いま、この私の上にはたらいてくださいます。
先日私は病院に行ったのですが待合室で待っていると、100歳のおばあちゃんが数年ぶりに定期検診に来られました。看護師さんが「ずっと待っていましたよ」とおばあちゃんに声をかけると涙を流し「元気にしていたかい。気にかけて覚えてくれていたんだ、嬉しいね」と涙を流されていました。
仏様はこのわたしが気にかけるよりもずっとはるか先に気にかけてくれ、いつでも見守って下さっておられます。ですから決して私一人ではありません。仏様は、南無阿弥陀仏の六字のお念仏となって、いつでも私に寄り添い続けて下さっています。
ですから、例えこのわたしが深い悲しみの中であっても南無阿弥陀仏、「この私にまかせなさい、かならずすくう」のお念仏のよび声とともに、仏様に抱かれて安心して生きていけるのです。
今後とも南無阿弥陀仏のお念仏とともに、まことの人生を生き抜かれますよう、お念じ申し上げます。
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