見出し画像

MTD 535-21 -Pistachio Top-について

みなさま、こんにちは。


前回、前々回とエレキベースの定番ともいえるジャズベースとプレシジョンベース(オリジナル・プレベですが)を紹介してきましたので、趣向を変えてアクティブ5弦ベースを紹介したいと思います。


MTD 535-21 -Pistachio Top/Ash Back-

画像1

「MTD」は「Michael Tobias Design」の略です。マイケル・トバイアスは1970年代から楽器を製作している製作家で、一言でいうと大御所、巨匠です。「ルシアー」という表現がぴったりです。
Lakland、Modulus、Alvarez等のブランドとも協力してデザインを手掛けたりしています。
昔の「Tobias」ブランドの時代ではアレンビックやケン・スミスに通じる多層ラミネートでスルーネックが特徴的でしたが「MTD」になってからはボルトオン構造でシンプルな木材スペックが特徴になっています。木材の組み合わせによるアコースティックな響きを重要視していて組み合わせによって様々な表情を見せてくれます。


画像2

ボディ・トップはピスタチオ(あのピスタチオです。ナッツの女王です)
食べたことはあるけど、こんな木目なんですね。
ちなみに「535」ってのは「5弦」で「35インチ・スケール」って意味です。(分かりやすい!)
24フレット仕様の個体も多いですが、あえて21フレットでオーダーしました。
指板エンドのトラスロッド・カバーはローステッド・バーズアイ・メイプルです。


画像3

指板はローステッド・バーズアイ・メイプル。ネックはメイプルの組み合わせです。
ネックグリップは低音弦側を厚く、高音弦側を薄く仕上げた左右非対称のネックグリップを採用しています。0フレットとバズ・フェイトン・チューニング・システムもインストール済みです。


画像4

ピックアップにはバルトリーニ製のカスタム・ピックアップです。
プリアンプもバルトリーニ製の3バンド・プリアンプです。ミッドの周波数は250Hz、500Hz、1KHzの3ポジションです。また、アクティブ/パッシブの切り替えはありません。バッテリーは18ボルト仕様なので電池が2個必要です。


画像5

ヘッドには青く輝く地球モチーフの「ワールド・ロゴ」です。ショーモデルなんかではよく見る仕様で華やかです。
マッチングヘッド仕様になってますので、ヘッドもピスタチオです。


画像6

抱えたときのバランスが良いのはもちろんなんですが、40年以上も楽器を作っている方なので、様々なプレイヤーからの要望に応えたのか、指板サイドのドット・マークが蓄光になっています。付属するブラックライトで光を当てると暗いステージで光ります。(12フレットのドットを片側だけ光らせました)


Youtubeでサウンドも確認できますのでご覧ください。


近年では一般的になってきている多弦ベースの中でも人気の高いMTD。同じモデル名でも木材の組み合わせにより異なるサウンドが特徴となっていますが、キャラクターは違えど「MTDサウンド」は健在です。


今回もお付き合いいただき、ありがとうございます。次回もお付き合いいただければ幸いです。


八坂
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
Twitter
https://twitter.com/bass_gp

Instagram
https://www.instagram.com/bass_guitarplanet/

Youtube
https://www.youtube.com/channel/UC0kQe1mjJsJb2KSo4MxZ5wQ

Guitar Planet Official HP
https://www.guitarplanet.co.jp/

※こちらに掲載されている文章や写真等の無断転載、転用はご遠慮ください。
※掲載内容は投稿時の情報です。予めご了承下さいませ。