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《みんなからの質問:No.1》 耳コピに最低限必要な音楽理論や機材ってなんですか?

ワシ流でよければお答えさせていただきますが

ワシ的に、耳コピに必要なものはコピーしたい音源と自分の耳、そして確認する為の楽器、楽譜だけだと思っておりますじゃ!

ワシは楽器上達に関して、耳コピをかなり重要視しておるので、耳コピに対しては自分に厳しくしたいと思ってますじゃ!

なので、あくまで超ワシ流の耳コピの方法を書きますと

音源を聴く

自分の中にその音源を映す

出来る限り自分の音楽として消化してみる

実際に演奏してみる(譜面に起こすなども)

となりますじゃ!

ワシはまず、今現在の自分のスキルと向き合った上で自分の中へ音楽を投影することを重要視しているので、基本的に今自分にない音楽理論や機材などを無理に利用して耳コピはしておらんのじゃよ!

簡単に言うと、ワシ的には

『今の自分のスキルで耳コピ出来るものを耳コピすることが耳コピであり、無理に自分が今しっかりと身体に馴染んでるとは言えないような理論や方法論、耳コピを楽にする機材を使って耳コピするということは、逆に《耳コピ出来ていない》を証明してるということになると思ってますじゃ!』

なので、余程の理由がない限りは、自分のスキルアップの為に、音源と耳と楽器だけで耳コピをしていますゾィ!

自分にとってオーバースキルな理論や機材を使って出来た耳コピはワシにとって『音を採った』という行為ではありますが、耳コピとはしていません。

もしかしたらそれは厳しいのではと思う人もおるかもしれんのじゃが、ワシはワシの実力を知るためにもそこは厳しくすべきだと思っています!

そうするとフラットに自分の実力を知ることが出来るので、得意なことや苦手なことも浮き彫りになりますし、まず、自分の中に音楽を投影するというとても大事なプロセスを疎かにしなくなると思っていますじゃ!スピードを遅くすればリズムフィールは採れません。採りたい音だけをフォーカスしたら、ミックスを含めた音楽としてのムードは採れません。これは想像出来ると思うんじゃな?

例えば、ワシがもし速いフレーズを遅くして耳コピしたとしたなら、ワシにとってそれは『耳コピ出来なかった』と自己採点しています!

なぜそこまでこだわってるかというと

『自分の中に映せないものを実際にワシが演奏するような緊張感のあるステージや録音でパッと出てくるとは思ってない』

からじゃ!

えっ…でもそうすると初心者はキラキラ星やドレミの歌とかじゃないと採れそうにないですが…と思うかもしれない…

『そ!う!じ!ゃ!そこからですじゃ!!!』

少なくともワシはそこからでしたゾ。泥臭い話で申し訳ないが、ほんまこれ幼稚園レベルの内容では?というところからワシはやりましたゾ!!!じゃが、完全に自分のスキルで頑張りましたゾィ!

音楽表現を大切にしたい気持ちがあるなら…もしよかったら

『音楽を聴き、自分の中に取り入れ、それに耳を傾け、再構築して表現する』

《耳コピ》をして欲しいと思っています!

それに必要なのは

『音楽』
『耳』
『楽器』
『楽譜』

で十分だと思っていますじゃ!

もちろんワシもどうしても鍵盤の音の並びまで採らなければいけない時など、耳コピが楽になる機材など使ったことはありますじゃ。しかし、それで出来た譜面は、ワシにとっては耳コピの出来なかった譜面…になるんじゃよ…トホホゾィ!

ホントガチ過ぎる回答になってしまっていたら申し訳ない…しかし、耳や感性を磨き、後々の本気の音楽表現に結びつけたいなら自分の実力に正直に向き合うべきだと思います!

こんなアナログなやり方でも少なくともワシくらいには弾けるようになる(ワシは自分の実力に全く満足してませんが…)ので『音を採る』とはまた違う、自分自身と向き合ったり、音楽と向き合う『耳コピ』を是非ともチャレンジしておくれよ!

厳しい回答だと思いますかゾ…?

すいません…しかし…少なくともワシ的にここは譲りにくい部分ですじゃ…

テクニックや理論的なことは近道として色々とあるとかとは思いますが、耳や音感、想像や表現のトレーニングだけは…大事に…正直に…自分と…そして音楽や世界と向き合って…

ぐはっ…か、語り過ぎましたゾ…ワシも天に還るときがきたようじゃ…

じゃが、ワシは質問者様を心から応援しているし、ワシもまだまだ修行中の同じ立場の音楽家だと思っておくれよ!

ご質問ありがとうございました!



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