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VERBE〜動詞的な日常

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「動詞としての文化」とは何かの考察
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2022年5月の記事一覧

出歩いてみる

少しずつ出歩く。

昨日はYouTube出演のために梅田へ。終了後は少しだけ街で食事をした。

今日は卒業生と『シン・ウルトラマン』の鑑賞へ。ウルトラマンが好きな卒業生の分析がとても興味深かった。

対面の基礎ゼミでは、学生のグループプレゼンの躍動が見られた。空間を移動し、他者に触れる。そのたびに、情報量の多さに圧倒される。

僕らはオンラインに慣れすぎた。そして以前は出歩くことに慣れすぎていた。

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点と点が繋がる瞬間

サッカー観戦からボッチャと出会い、そのルールからフランスのペタンクに回帰した。関心を経由しながらフランス語の授業を作る中で、ペタンクを使用しながらの学習を着想する。ただし鉄球を室内で用いることはできない。そこで空きスペースに学生を集め、ボッチャを使用しながらペタンクの用語を使うイベントを思いついた。

地域のサッカーを見る経験が、障害者スポーツとの出会いにつながり、それがフランス語へと接続される。

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さほど良いことがない世界を生きる

自分一人であれば気が楽であるかもしれないが、家族がおり、次世代を生きる子供が二人もいると、日々のニュースに気が滅入る。特に近年は災害、感染病、戦争と、絶望せよと言わんばかりのラインナップだ。SNSを見れば底の浅い発言が乱れ飛び、政策は慎重を装いながら後手に回って進んでいく。フラストレーションを抱えながら、所詮個人に変えられるものは限られているため、鬱屈した気持ちで日々を過ごす。今は驚くほど「良いこ

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やりたいこととやるべきことを交差させながら

しばらく書いていなかったが、やりたいことをやりつつ、やるべきことをやっていたので、体力が持たなかった。

オンラインを経て授業への向かい方が完全に変わってしまった。過去の教材はあり、急な変更は自己満足に終始する可能性もあるため、維持している内容もあるが、アプローチや実践には変化を付けている。個人的には国際文化学の中での語学教育のあり方が今年のテーマとなっているため、外国語教育についての研究や実験が

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数日間の休みを経て

毎日更新にこだわっているわけではなく、重要なのは日々の体験から考察を練り上げることと、ゆるく続けること。

連休中は映画『ベルファスト』を鑑賞し、家族でボウリングをし、子供とボードゲームに熱中した。その裏で時間を見つけては授業準備や考察をまとめていたが、基本的にそんなことをしながら過ごした。

新たなファクターはボードゲームだろうか。

子供のゲームは止める気もなく、好きならいつまでもやっていれば

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生駒山を眺めながら

日曜は簡単に。

FC大阪のホームゲームで、花園ラグビー場に行ってきた。最近は妻が夢中になっており、家族での応援もすっかり定着している。

FC大阪は東大阪を本拠地とするJFLのチームだが、ホームゲームの大半は豊中市の服部緑地を使っている。東大阪市の花園を使用することは稀であり、今回が花園の開幕戦となる。

花園の会場に行き、通い慣れたルートで進んでいくうちに、「久しぶりに返ってきた」という気持ち

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