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VERBE〜動詞的な日常

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「動詞としての文化」とは何かの考察
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2021年6月の記事一覧

ケバブが交錯させる過去と現在

近大の学食が続いたところで、移動販売のケバブの屋台が目についた。誰もいなかったため、店員さんと少し話し込む。

ケバブはフランスでもかなりメジャーであり、フランスの思い出はケバブへと結びつく。だがフランスのような味のケバブはなかなか巡り会えない。サラダやポテトを挟み、サムライソースというよくわからないソースをかけたケバブは日本では見つからない。

若い頃、フランスで飲んだ帰りにケバブを食べた。思え

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教育と育児が研究の中でクロスするとき

教育と育児が研究の中でクロスするとき

明日香村と橿原市の古代文化をまとめて「飛鳥」と呼ぶと、なんとなく橿原が抜けているような感覚がある。それゆえ「飛鳥・橿原」という呼び方にしているが、よく考えると「飛鳥」でいいのかもしれない。

飛鳥は自分の研究に関係している。

そもそも僕はマルセル・プルーストの研究からキャリアをスタートしており、今なおプルースト研究者だと自覚している。それは言い換えると「フランス文学研究」となるかもしれないが、別

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