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**Polygon(Matic)の入手方法**

Polygon(ポリゴン)とはEthereum(イーサリアム)から派生したネットワークです。Ethereum市場は規模は大きいのですが、以前より安くなりましたが、それでも取引コストが少し高いです。

ブロックチェーン上で暗号資産の送金取引を行う場合、そのトランザクションに必要な計算処理を行ってくれるマイナーに支払う手数料がかかります。 イーサリアムの場合は、マイナーへの手数料に加えて、スマートコントラクトを実行する際の手数料も必要となり、これらのコストの合計がガス代になります。

処理能力が優れ、ガス代が安いPolygonネットワークを利用するアプリも多く、また、OpenSeaではEthereumチェーンのNFTだけでなく、PolygonチェーンのNFTも売買されています。
PolygonチェーンのNFTの売買の際には、ガス代にMaticを準備しなければなりません。今回はそのMaticの入手方法についてのお話です。

Maticの入手方法

Matic入手には次の4つの方法があります。

手順1 
bitFlyerでMaticを購入
*送金に基本手数料として一律19MATIC かかります。(高いですね)
MetaMaskに送金する

手順2
国内取引所でXRP(リップル)を購入
海外取引所(Binance、Bybitなど)へXRPを送金
送金した海外取引所でMATICを購入する
MetaMaskに送金する

手順3
JPYCV2を購入してMATICにスワップする

手順4
他のネットワークで購入したコインをブリッジしてからスワップする

1.MetaMask側の準備

まず初めに、入手したMaticを受けるMetaMask側の準備です。
MetaMaskは初期設定後、Ethereumにのみ接続されます。
なので、MetamaskとPolygonの接続方法について説明します。
Walletの拡張機能にネットワークの詳細を追加する必要があります。

1) MetaMaskを開き、ネットワークのドロップダウンメニューをクリックします。
2) 「ネットワークの追加」をクリックします。

3) 表示された 「ネットワークの追加」ページです。

ここには以下の内容を追加します。
ネットワーク名    Polygon
RPCのURL  以下のいずれかを選択してください。
       https://polygon-rpc.com
       https://rpc-mainnet.maticvigil.com
チェーンID      137
通貨シンボル    MATIC
ブロックエクスプローラーのURL https://polygonscan.com/

4) 画像のように記入しましたら、「保存]」をクリックします。

5) これで、Polygonネットワークへの接続が完了しました。

2.Maticの入手方法


Maticの入手方法についてそれぞれ説明します。それぞれ一長一短ありますので、ご自分で決めて入手ください。

手順1 
bitFlyerでMaticを購入
*送金に基本手数料として一律19MATIC かかります。(高いですね)
MetaMaskに送金する

手順2
Ethereumネットワークは、ガス代が高くかかりますので、送金手数料が安いXRP(リップル)を利用します。

1)国内取引所でXRP(リップル)を購入します。
おすすめは、BitPointです。5XRPから出金出来て送金手数料は無料です。
ガス代としてMaticを準備するだけでしたら、5Maticあればしばらく大丈夫です。ですから、現在のMaticの価格をみて、XRPをいくら購入すればよいかの目処をつけます。
2)XRPをBinanceなどの海外取引所に送金します。
3)入金できたXRPでMaticを購入します。
4)Maticをご自分のMetaMaskに送金します。
送金を繰り返し行うことになりますので、XRPの場合はタグが必要など送信情報は、間違わないように慎重に進めてください。

手順3
JPYCv2を購入してMATICにスワップする
JPYCは日本円に連動したコインで、常に1 JPYC = 1円で使えます。
JPYC販売所ポリゴンネットワークを選んでJPYCv2を購入します。
最低3,000円から購入できます。

MetaMaskにて、JPYCトークンを追加しておく必要があります。

MetaMaskの下部に表示される「トークンをインポート」をクリック。
ポリゴンネットワークのJPYCv2のコントラクトアドレスを入力して下さい。

JPYCv2:0x431D5dfF03120AFA4bDf332c61A6e1766eF37BDB

コントラクトアドレスを入力し、トークンシンボルに「JPYC」、トークンの10進数に「18」と自動反映されましたら右下の「次へ」をクリックして下さい。JPYCのトークンが表示されていることを確認して「トークンの追加」をクリックしてください。

JPYCのトークンが追加されていることを確認

確か、JPYCを購入しますと0.1Matic貰えるキャンペーンをしていたかと思いますが、もしも今でも有効でしたら、JPYCの着金と共に0.1Matic着金しているかもしれません。その場合は、NFTを1回ミントするのには足ります。

一応スワップについて説明します。
JPYCが着金しましたらスワップしてMATICを入手します。
PayにJPYCを、ReceiveにMATICを設定してスワップを実行します。

1)先ずParaSwapのページで、JPYCを追加します。

次にReceiveにMaticを設定します。

MetaMaskと接続します。

MetaMaskを接続しますと、MetaMask内にお持ちのJPYCが表示されています。交換したいMatic量を記入(ここでは5Maticとしています)
Unlock JPYCをクリックします。

JPYCへのアクセス権限を与えることを確認します。

Review Tradeをクリックして、Confirm Orderをクリックします。

ParaSwapでは最適なスワップを選んで提示しますので、確認してクリックします。

MetaMaskのホームを見ますとJPYCとMaticが消費されて5Maticが加算されているのが分かります。

1,2,3の順にクリックしますと、ポリゴンのブロックエクスプローラーでトランザンクションを確認できます。トランザンクションにつきましては先々の確定申告のためにもコピーして記録しておくとよいでしょう。

Maticが入手できましたら、
Metamaskの3つの点をクリックして一番下の接続済みのサイトというところをクリックしてください。安全の為にこのサイトとの接続を解除しておきます。最後にMetamaskをロックして完了です。
下図のように1,2,3,4,5と進みロックで作業完了です。

手順4
他のネットワークで購入したコインをブリッジしてからスワップする。
これにつきましては、コインをブリッジしたり、スワップしたりする毎に
ガス代もかかりますし、複雑になりますので、ここでは割愛します。




今回は、ポリゴンチェーンを利用する際に必要となるMaticの入手方法についてまとめました。
以前このような記事でPolygon WalletでJPYCをスワップする方法を記載していますが、現在Polygon WalletでJPYCv2がスワップできないようでしたので、ParaSwapを利用する方法についての記事として更新しました。

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