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知識を集めること

笑顔が素敵すぎる美女より、とある動物の話を聞いた。その動物は遺伝的にゾウに近く、でも体は全然ゾウに似てない。写真を見たとき、ちょっと可愛いと思ったのだけど、いやそれではよくわからないと思い、ぼくは休みの日に自転車を走らせて動物園に向かった。そしてぼくはマジマジとその動物を観察した。ああ、わからない、全然わからない。なんだこの生き物は丸っこくて丸っこくて・・・・・・。まるまるなんだけど、そのシェイプがただまるまるなわけでなく、なんというか、丸っこい何かの可愛い黄金律を感じてしまった。ぼくはその動物の詳細を観察した。骨格を妄想し、足の形や飛び跳ねて行く姿、走る姿を観察した。

遺伝的にはゾウに近いというけれど、足の形はどちらかというと猫の形状に近いな〜。足の指は三本に見えるけれど、前足は4本、後ろ足は3本。骨格的には退化したか、もしくはどこかに隠れているのかな〜とか考えていた。すると、他の動物のことも気になり始めた。というか、そもそも動物を描く時、特にその足の部分は骨格をある程度イメージしなくちゃぼくはうまく描けない。動物を描くとき、ぼくはもっと骨格を意識しなくっちゃってその時に気がついた。これって、その動物のことに興味を持たなければ、意識しなかったことなんだ。

こういう発見って、勉強を続けるとか、自分以外の誰かの体験や知識を聞くとか、そういうのを積み重ねることから生まれるものだとぼくは思っている。新しい発想やアイデアって、物事を見る視点も大事なんだけど、その視点を増やすための知識も必要なんだ。だから文章を書いていても、何かの資料を作るにしても知識がないとまともなものを作れない。うまくいかない時は、内容そのもの知識がだいたい足りない。この知識が土台となり、構成やデザインが活きてくる。当然、構成やデザインの知識も必要だし、相手に何をどう伝えるべきかの意識も必要だけど。

今、ぼくの自分の課題は、伝え方のところと思考の段階を増やすこと。思考の段階を増やすっていうのは、意識しないとできないし、伝えかたのところも己を知り相手を知ろうとする意識が必要になる。それって結構ストレスでもあるんだけれど、その工程を繰り返し習慣化すると、ストレスは減るとも思っている。訓練に近いのかもしれない。

この課題を克服できれば、ぼくのところにはもっと知識が集まることになるとも思っている。今よりもたくさんの人から、知識を分けてもらうことになるから。そのためにも、伝えかたの技術は必要だろうと思っている。

この訓練のストレスは、かの動物、ケープハイラックスの写真や動画・・・・・・あとは本人たちに会いに行って癒されようと思う。いや、スッゲー可愛いの。切実に可愛いんです、ハイラックス

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