トゥクトゥク好きなトゥク男達に贈る「チェンマイ」のトゥクトゥク。バンコクよりモダンなモデルも多かった。
タイの観光地で必ず見かける三輪タクシー「トゥクトゥク」。メーターで料金計算をするタクシーが普及するタイにおいてもなお生き残っている料金交渉制のタクシーです。
車体はダイハツ製が多く、ダイハツ・ミゼットがその原型になっているようです。原型というのは理由があって基本的にトゥクトゥクは改造が前提なのでダイハツがトゥクトゥクの現在の形を販売していたわけではないようです。
タイにこのダイハツ製の三輪自動車が普及してきた理由は諸説ありますが、ODAで日本から中古で入ってきた事がきっかけだとも伝えられています。日本でも改造をして自家用車として使う人もいますが、タイでは日本人はトゥクトゥクを運転することはできません。タイの法律でタイ国籍の人のみ運転できると定められています。
タイ国内では全国津々浦々でトゥクトゥクタクシーは愛用されていて、地方によって若干デザインが異なります。ボディの色はナワバリによってある程度統一感はあるのですが、デザインですね。特に「顔」に各運転手のこだわりがあるのがわかります。
今回はそんなトゥクトゥクをチェンマイで撮影しまくってきましたのでご紹介します。
トゥクトゥクの為に準備されているのかは不明ながらも、街のいたるところにはトゥクトゥクの停留所と化した場所があるのがわかります。1台のトゥクトゥクもかっこいいですが、このように集団で集まっていると超カッコいいですよね。
では行きましょう。エントリーNo.1。シートが縦ストライプのちょっと英国風(強引)のトゥクトゥクです。よく見ると後ろから煽られているのもポイント高いです。ボディカラーのレッドはタイのトゥクトゥクで最もよく見かけるスタンダードカラーです。
エントリーNo.2。ブルーのボディにイエローラインが入っている少し貴族の乗り物的なモダンなデザインです。補助輪がサイドに取り付けられていて横からみるとタイヤが3つというのがかっこいいです。またルーフに取り付けられているステッカーが程よいおしゃれ感を出しています。
エントリーNo.3。ブルーのボディに装飾を一切していない、生まれたてのまま年季の入ったレトロ感を醸し出しているトゥクです。フロントの鉄板の質感がいいですね。
エントリーNo.4。双子です・・・じゃなく2台仲良くスタンバイ中です。ボディカラーもペイントもほぼ同じですがフロントガラス、ルーフの質感、前輪の泥除けに違いがあります。
エントリーNo.5。見事な隊列です。右側のトゥクトゥクの左後ろをブラックのトゥクトゥクが走っています。この左側のトゥクトゥクに迫ってみました。ボディカラーはブラックなのでイエローラインがより映えています。高級感のあるトゥクトゥクですが料金は同じです。僕も乗りましたが、なんかお得な気になってしまいます。
エントリーNo.6。ピンボケしてしまっていますが、妙にバーガーキングの看板とマッチして似合うキャラを醸し出しているトゥクトゥクです。ボディに沢山貼ってあるステッカーがアメリカンな感じでハンバーガーショップとうまく調和しています。
エントリーNo.7。ボディカラーとシートが全てブルー、タイヤ、泥除け、ルーフがブラックと、2色でまとめられた素敵なコーディネートのトゥクトゥクです。
エントリーNo.8。ポールトゥーウィンを狙うトゥクトゥク。後ろが渋滞しているのは気のせいです。今までのトゥクトゥクと違ってボディがブルーとシルバーです。どちらかというと鉄板の地色であるシルバーを強調してポイントとして青を置いています。ツートンのバランスが良いですね。
エントリーNo.9。ブルーとイエローのバランスがかわいらしさを出しています。ガソリンを買っていました。補給ですね。
エントリーNo.10。ボディの塗装にコーティングをしていないのか、それともマットコーティングなのかわかりませんが、非常に素材感がでたトゥクトゥクです。
エントリーNo.11。ブルー系とはいえかなりダークブルーというかグリーンに引っ張られている色合いで、とてもかっこいいです。前輪のタイヤカバーのデザインもシルバーラインで太めに作られていて素敵です。
エントリーNo.12。No.11と同じような色合いですがイエローラインとシルバーをボディに施しているかわいらしいデザインです。でも洗車しましょう。
エントリーNo.13。いや、違うから。これは。
トゥクトゥクの車内はどんな感じになっているのかを少しご紹介します。
当たり前の話ですがエアコンはありません。その代わりに扇風機がついています。とても普通の扇風機なのですが、トゥクトゥクに備え付けてあるとなんかかっこよく見えてしまいます。
ハンドルは三輪バイクのハンドルです。ブーメランですね。真ん中に見えるのが速度計ですが速度計はモデルによってついている場所が様々です。
ちょっとした場所にもデザインが。
私物入れでしょうか。天井から吊り下げられています。これも工夫ですね。
チェンマイは比較的青や黒系のトゥクトゥクが多いという印象です。なぜかはわかりませんが、古都チェンマイの歴史にあうモダンさを持っています。
普段道路を走っていると見慣れているトゥクトゥクも、よくよく見てみると色々な特徴があって面白いです。1台につき1人のドライバーがついていますから、同じボディカラーでもドライバーの個性がでています。
今後も他の地域のトゥクトゥクを紹介していこうと思いますのでお楽しみに!
G1でした。コップン クラップ !