見出し画像

大企業に入社する本当のリスクについて

はじめまして!Guidableで管理部長をしている由良です。 Guidableでは管理部門を統括し、財務、経理、人事、総務の全体設計を行ったり、事業計画の策定など会社全体の戦略を計画に落とし込み、KPIの進捗管理を行う経営企画的な仕事もしています。

最近、社内の長期インターン生に対して、弊社の新卒採用の説明会を実施しました。その中で大手とスタートアップの対比で悩んでいるインターン生の声を聞きました。

その中で、学生のみなさんの意見を聞いていると「大手」や「スタートアップ」という漠然としたイメージが先行し、両者を選択する上での本質的なリスクについて理解できていないのではないかと感じたため、経験が浅いながらも大手とスタートアップ両方を経験した立場から就活について考える学生の皆さんの参考になる意見が書ければと思い、このNoteを書きました。すでに大手企業で働いていてスタートアップへの転職を考えている方の参考にもなると思うので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

キャリアを形成する上で最大のリスクは「必要とされない人材になること」
突然ですが、この先数十年間の社会人生活の中で一番のリスクはなんでしょうか?「ブラック企業に入ること」「入社した会社が倒産すること」「パワハラ上司の部下になること」色々あると思いますが、私は「必要とされない人材になること」だと思います。変化が激しい現代において、数十年先のリスクを予見することは不可能です。またそれをコントロールすることはできません。なので、大切なことは「入社した会社が潰れそう」とか「激務の部署に異動になった」などのリスクが発生した時に、別の環境を選択できる選択肢を持っていることだと思っています。「必要な人材」であり続ければ、たいていのことが起っても転職や異動で別の環境に移れば良いだけなのでリスクを格段に減らせるはずです。

「頑張る」は”真面目さ”ではなく”必要なスキルや経験を得る”こと
では、必要とされる人材になるためにはどうすれば良いか?それは「頑張る」ことだと思います。ここでいう「頑張る」は「真面目に業務に取り組む」という姿勢の話ではなく「自ら今後のキャリアを考え、必要な経験やスキルを積極的に取得し、他者と差別化する」というアクションのことです。たとえば「資格を取得する」「新規事業を立ち上げる」などです。社会人において週5日、定時8時間+多少の残業をして与えられた業務に真面目に取り組むというのは当たり前のことなので「頑張り」とは評価されません。「働き方改革」や「ワークライフバランス」が叫ばれるようになり、仕事を頑張りすぎないという生き方が肯定されていますが、なんだかんだ言って世の中は競争社会なので必要とされる人材になるためには「他者と比較して有益である」と評価される必要があります。

「大企業=頑張らなくて良い」は間違い
学生の方と話をしていると「自分は仕事をそこまで頑張りたくないから大企業を目指している」というような意見を聞きます。ですがそれは大きな間違いです。確かに大企業は組織全体における1人あたりの影響が少ないため、少し手を抜いても業績に影響が出づらかったり、成果が出せなくても解雇や減給になりづらい。などの特徴があります。しかし大企業にも様々なリスクがあります。倒産や減給の可能性は低くても業績悪化でボーナスが減り年収が減る可能性は当然ありますし、異動や組織改変の結果、嫌な上司やモチベーションの上がらない業務の担当になる可能性もあります。そうなったとしても「大企業だから良い」と割り切れるでしょうか。そんな時に我慢せずに環境を変えるためには、やはり大企業に入っても「頑張り続ける」ことは必須だと思います。

大企業の一番のリスクは「頑張らない」人に引っ張られやすい事
学生が大企業に「頑張らなくて良い」という誤ったイメージを持ってしまう原因の一つが事実として「大企業には頑張っている人が少ない」ということがあると思います。改めて誤解がないよう補足すると、ここでいう「頑張る」は「真面目に全力で働く事」ではありません。大企業で働く人も真面目に一生懸命働いています。ただ、どうしても大企業で働いていると「これまでの5年10年が今後も続く」という幻想に支配され、結果として将来のキャリアを軽視し、自然と目の前の仕事だけに集中するようになってしまうのだと思います。そのような環境の中で「自分だけは頑張る」という意志を持ち続けられる人は本当にごく一部ではないかと思います。私自身、前職で働いている時は将来や自分の市場価値などについてはほとんど考えず、ただ目の前の仕事をこなしていました。そんな漠然とした危機感を感じていた時に元ソフトバンクの同期である田邉さん(Guidable CEO)から声をかけていただき「これは現状を変えるチャンスかもしれない」と思いGuidableへの転職を決意しました。

スタートアップに「頑張らない」選択肢はない
Guidableに入って感じたことは目標や計画へのコミット意識の違いです。前職では新規事業のEC部門のマネージャーとして、一つの事業の売上や収益の数値責任を持っていましたが、やはりどこかで「自分のチームが数字を落としても会社的には影響が少ない」という甘えがあったと思います。しかしGuidableでは一人一人の影響が会社の業績にダイレクトに反映されるため社員全員が常に本気で数値を追っています。また、常に新しい手法や知識を学び続けることが要求されます。会社の成長により状況が目まぐるしく変わるため一人で複数ポジションをこなす必要があったり、成長を鈍化させないため常に新しい勝ち筋を模索し続ける必要があるからです。Guidableをはじめとする大きく成長しているスタートアップでは、自分で意識をしなくても必要なスキルや知識を学び、試し、振り返るサイクルが自然と身につけられる環境が当たり前にできているのではないかと思います。

自分で「頑張れる」自信のない人こそスタートアップがオススメ!
ここまで「企業規模に関係なく頑張ることは必須」「大企業で頑張り続けることは難しい」「スタートアップは当たり前に頑張ることを求められる」ということを書いてきました。では、どのような人が大企業に向いていて、どのような人がスタートアップに向いているのでしょうか?私の個人的な意見ですが、意志が強く、自分のやりたい仕事が明確なのであれば大企業でもスタートアップでもどちらでも良いと思います。自分のやりたいことができる仕事ができそうな会社を選べば良いです。ただ、そうではなく「自分は意志があまり強くない」と自覚しているならスタートアップを検討してみてはいかがでしょうか。特に責任感が強い人にはオススメです。私自身がそうですが昔から自分だけで決めたこと(毎日走るとか本を読むとか)は、ほとんど継続、達成できたことがありません。その代わりに自分がやらないことで人が困るとか迷惑になることは、どれだけ辛くても頑張ることができました。そうやって多少無理矢理でも頑張る癖をつけていれば、たとえ今後10年、20年後に環境が変わっても必ず誰かから必要とされる人材になれているのではないかと思います。

Guidableは新卒も中途社員も募集中です!
色々書きましたが、もしこの記事を読んでスタートアップで働くことに少しでも興味を持った人がいたら、ぜひ一度カジュアル面談でお話ししませんか?もう少し就活について詳しく聞きたいという学生の方でも、スタートアップに興味のある社会人の方でも全く問題ありません。カジュアル面談は以下のURLから設定してください。

<カジュアル面談>
https://meety.net/matches/YjocqUinAanA


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?