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ゲルハルトリヒター展 東京都写真美術館 6/7〜10/2
「ものを見るとは視覚の問題ではなく、固定概念や見ることの欲望の営みである」
これがリヒターの根底にある。
アブストラクトペインティングやフォトペインティング、写実やガラスなど様々なタイプの作品が展示されている。
![](https://assets.st-note.com/img/1662359027165-rZtvHAhnzB.jpg?width=800)
最初にあったアブストラクトペインティングはリヒターが個人で所有しているものだそうだが、一番アブストラクトペインティングの良さが出ていた気がする。
抽象を描きながら、具象されたリヒターの動きが浮かんでくる。
![](https://assets.st-note.com/img/1662359044611-wUsbl6SIwC.jpg?width=800)
いろんなタイプの作品があったが、好きだったのは絵の作品。
絵は正確に描かれながらぼかされている。
ある絵は不穏に感じ、ある絵は神聖に感じる。
![](https://assets.st-note.com/img/1662359073810-jUVYJfLRor.jpg?width=800)
ぼかすことの効果は絶大で、はっきり見えない何か、人間の捉えることのできない何かを感じさせる。
![](https://assets.st-note.com/img/1662359090216-3M811SKL1G.jpg?width=800)
一つ、抽象画にも風景にも見えるスケッチという絵があった。
最初にあったように、見るという固定概念への問題提起なのだろう。
たくさん作品もあって見るのも大変だったが、リヒターの制作意欲の強さをひしひしと感じた。
結構混んでいた。金、土は遅くまでやっているのでそこがいいのかも。
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