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GFRIEND ニューアルバム「回:Walpurgis Night」の、とあるConcept Photoにおける「物を買う&所有欲の肯定」と欲求に素直に生きるということ。~Ariana Grandeの曲「7 rings」を添えて~

11月9日!ついに!ついに!ついに!私が世界で一番大好きなKPOPアイドルグループのGFRIENDがニューアルバム「回:Walpurgis Night」をリリースしました!

ひゃっほーい!

今回の作品は前作2作からの「回:」シリーズの最終章としてリリースされたアルバムですが、本当にステキなアルバムでずぅっとリピートして聴いています!っていうか、私、今月このアルバムしかもう聴いてないんじゃないか!?(←嘘です)。

はあ。。。もうGFRIENDしか、みえない。。。

(これは結構マジ)

はい!

今回のアルバムは3形態リリースされていて、その中に「My Room」ver.というのがあるのですが、こちら、各メンバーがさまざまな「欲求」を部屋の中で表すというコンセプトフォトが見られるverとなっております。私が一番好きなメンバーであるシンビは↓の感じ。

こちらは、さまざまな表情の自分をカメラで撮りまくっているイメージになっていますが、「自分を見せたい」という自己承認欲求が読み取れる気がします。

このMy Roomの中で特に私の中で印象深かったのは、リーダーであるソウォンのMy Roomのコンセプトフォトです。

こちら、ものすごく高級そうな服を身にまとったソウォンが、ブランドもののバッグやら靴やら洋服を大量に所有している様子がうかがえますね。ここから「欲しいものを買って手にする」所有欲、購買欲といった欲求を表現しているものだといえるかと思います。

ここで一般論というか、世間的に、とでもいうのでしょうか、こういう感じの言葉、よく聞きませんか?

「何か物を買ったりすることで、心を満たそうとするのは間違っている」

「お金で何かを買って解決しようとしても、それは本当の意味で解決にはならない」

「物を持つことで得られる豊かさよりも、大切なのは心の豊かさ」

「物を買いまくるなんて、はしたない!人は、つつましく生きるべき」

このソウォンのMy Room で表されているような欲求は、上記のような「ネガティブ」なイメージで語られることの方が多い印象があります。

このソウォンの写真とMy Roomのコンセプトを通じて、こういった、「物を買う」「物を所有する」といったことに対するネガティブな固定観念をぶち破るような曲が昨年リリースされていることを私は、ふと思い出しました。

それが、アリアナ・グランデの「7 rings」という曲です。私が大好きで大好きで大好きな曲です。

この曲は、アリアナ・グランデが友達6人のため+自分のものとして計7つの高級指輪を買ったエピソードから生まれた曲です。どのくらいの金額になったかというと、歌詞の中では「my receipts be looking like phone numbers(レシートには携帯番号くらいの数字が並んでる)」と表現されていますが、そのくらい金額になったようです。アリアナ・グランデ、さすがだぜ!

いや、その金額のすごさを書きたかったわけじゃないっす(いや、これだけでもすごいけど)。

7 ringsは「I want it, I got it, I want it, I got it(欲しい。だから手に入れる。欲しい。だから手に入れる)」を連発している曲で、欲しいモノを購入して所有することそのこと自体を主張している曲ともいえるかと思います。

この曲の中で私にとって特に印象的な歌詞は、以下の部分です。

Think retail therapy my new addiction
Who ever said money can't solve your problems
Must not have had enough money to solve 'em
They say witch one  I say Nah, I want all of 'em
Happiness is the same price as red-bottoms

(ものを買うことが私のセラピー、私の新しい中毒。誰かがあなたの問題はお金では解決できないっていう。問題をお金で解決できるくらいにお金をもつのは良くないっていう。その人たちは「どれにする?どれか一つを選んで」と聞いてくるけど、私はこう答える。「私は私が欲しいもの、すべてが欲しい」ってね。幸福は、赤いワインのボトルたちと同じ価格なの)・・・微妙な訳、すまん!

アリアナ・グランデは、欲しいものを買って心を満たすことは決して悪いことではない。むしろ、自分の欲求に自分自身で答えているだけ。ということをここでは言いたいんだと思うんですよね(たけぇ指輪を買って、retail therapyしつつ、友達たちと同じ指輪でつながる、っていう友情面もちゃんと描いているところがまた最高なんですよね)。

このアリアナ・グランデの7 ringsのMVはたくさんの友達を家に呼んで、ありったけの酒などとともに、パーティをしているのですが、まさにこの曲にあるような欲求のかたまりが映像として表現されていると思います。ほんっとアリアナ・グランデかっけぇぜ!

で、ソウォンのMy Room コンセプト・フォトの話に戻しますと、このソウォンの写真も、アリアナ・グランデの7 ringsのように所有欲に対する「ネガティブなイメージ」「つつましさ」という固定観念から自分を解放して「自分の欲求に正直に生きる」ということを、「物を買う&所有欲」という観点から肯定している写真になっていると思うんですよね。

自分の欲求に正直に生きられる=社会において自立して生きていける力を持っているということ。そういうメッセージが今作には込められていますが、この「My Room」ver.のコンセプトフォトは、欲求という観点から、そんな「個々の生き方」ということを肯定していて、特にグッとくるものがあるんですよね。

※一応書いておきますが、とはいえ「欲求」は自分でちゃんとコントロールできることが大切だと思います。買い物に依存してそこから抜け出せなくなってしまうようなマジな「中毒」になってしまった場合は、カウンセリングに行かれた方がよいかと思います。

それにしても、私、もうMAGO、何回聴いたんだろう。上記のような注釈を書いておきながら私自身がMAGO中毒になっている気がする。セラピー必要か。。。?

GFRIEND!大好き!