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「僕が加工肉を避ける理由」
はじめに
僕は旅行系YouTuberの動画を見るのが好きなんですが、そこでよく目にするのがホテルでの朝食シーン。
欧米でのホテルビッフェの朝食の定番といえば、カリカリベーコンやハム、ソーセージといった加工肉ですよね。
僕も昔、こういったホテルでの朝食ではよく食べていました。
「海外に来たなぁ!」という実感と共に美味しかったの覚えています。
でも今は日本でもこういった加工肉は本当に食べなくなりました。
それはやはり健康リスクが高いこと。
ただ加工肉に関わらず、日本ではこのような「よく食べられている食品の健康リスク」に関しては報道されることも、問題視されることも少なく、知らない方が多いのも事実。
そこで今回はリスクの高い食品の中でも、加工肉に絞って書こうと思います。
加工肉の健康リスクについて
加工肉とは、保存性を高めるために塩漬け、燻製、発酵などの処理を施した肉製品のことです。ハム、ソーセージ、ベーコンなどが該当します。
加工肉の消費は日本も含め多くの国では日常的ですが、その健康リスクについては十分に理解されていないことが多いのです。
国際がん研究機関による発表
国際がん研究機関(IARC)は、2015年に加工肉を「人に対する発がん性がある」グループ1に分類しました。
この分類は、加工肉の消費が特に大腸がんのリスクを高めるというエビデンスに基づいています。
IARCの専門家グループは、10の国の800以上の研究をレビューし、この結論に至りました。
加工肉のなにが発がん性物質なのか?
加工肉の製造過程で使用されるニトリートやニトライトなどの化学物質は、肉製品を長期間保存可能にするとともに、色や風味を向上させます。
しかし、これらの化学物質は加熱や体内の化学反応を経てN-ニトロソ化合物などの発がん性物質に変わる可能性があります。
これらの物質は、DNAの損傷を引き起こし、がんを発生させるリスクを高めることが知られています。
研究結果の具体的な解説
IARCによるレビューでは、特に大腸がんのリスクとの関連性が指摘されています。
例えば、毎日50グラムの加工肉(ハムやソーセージなど)を消費すると、大腸がんのリスクが18%増加するとされています。
このリスクの増加は、加工肉に含まれる発がん性物質が腸内での発がんプロセスを促進するためと考えられています。
おすすめする対策とは?
健康リスクを低減するためには、加工肉の消費量を制限し、代わりに新鮮で加工の少ない白身肉、魚、卵などの動物性タンパク質食品や植物ベースのタンパク質食品への切り替えをおすすめします。
また、肉や魚を調理する際は、高温での長時間加熱を避け、発がん性物質の生成を抑制する調理法を選ぶことが重要です。
さらに、野菜や果物など、抗酸化物質やファイトケミカルを豊富に含む食品の摂取を増やすことで、少しでもリスクの少ない健康的な食生活を送ることが大切です。
日本人の認識
日本では、加工肉の健康リスクについての認識がまだ十分ではありません。
一般的には加工肉が手軽で美味しいという理由から日常的に消費されているためにリスクを軽視しがちです。
またメディアにとっては「コンビニ」などの小売店や加工肉を扱っている「食品メーカー」「外食チェーン」などは最大のスポンサーであり、それらをクライアントに持つ広告代理店も含めて、加工肉のリスクを大々的に問題視するような報道がされることは少ないのです。
そういう意味でも日常に潜む様々なリスクからご自分や大切な人を守るためには、メディアに頼らない情報収集が大切かもしれません。
僕が加工肉を避ける理由
やはり健康への影響を最小限に抑えるため、特に発がん性リスクを避ける意図から加工肉を避けています。
代わりに、新鮮な卵や魚、植物ベースのタンパク質源を積極的に選んでいます。
これにより、健康的な食生活を維持し、長期的な健康リスクを減らすことを目指しています。
最後に
加工肉製品は便利さや美味しさから選ばれがちですが、その健康への影響には注意が必要です。
メディアの裏にある隠れた、しかし真実だと考えられる情報を精査して選択をすることで、健康リスクを抑えつつ、美味しく栄養バランスの取れた食生活を楽しむことが可能です。
もちろん「加工肉」だけでなく様々な食品には隠れたリスクが存在します。
それについてはこのnoteでも今後取り上げていくつもりですので、興味のある方はぜひフォローしてお待ちください。
「便利さ」「手軽さ」の裏にある健康リスクについてご家族や大切な人と、意識を共有して、積極的に健康な食生活に取り組んでいただければ、こんなに嬉しいことはありません。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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