美容室の鏡がこわい

あまり対面したくない・・・・
最近では、全身映しちゃってるところも増え・・・・blue

綺麗にしてもらいにいくのに、落ち込む場所
リラックスより、デラックス

あぁ、また丸くなったなぁ・・・・と窓の外を見る、窓にも映る
ここでは反骨精神も沸かない、ただ落ち込むだけ

わたしは太ったおばさん

もちろん怠慢ですけど、あんなにあからさまに責めなくても、ね
今年も実家に帰るのが憂鬱

きっと言われる『また一段と肥えたな』って・・・・
確かに怠慢ですが、健康

まぁ、ちょっと歩いただけで汗だくだったりするけど
ちょっと動いただけで2、3日あちこち痛くてたまらないけど

わたしは怠惰なおばさん

運動や動くことに楽しみを感じられないのだからしょうがない
いつでも楽してサボることだけ考えて、昼寝たっぷり

時間がもったいないって言われちゃうだろうがまったく心動かない
特にやることも無いから、温存、温存・・・・ろ～りん♪

美容室の鏡・・・・対面したくないから足が遠のくのか
もう毛づくろいするほど磨く理由もなくなったか・・・・

わたしは年齢的におばさん

でもね、捨てられない女
おばさんて「女」なんだよ

このお話は、下記の紹介文に基づいて「自分探し」のつもりで書いています

先日、実家で昔の写真を見つけたんです
中学生か高校生か、ちょっと定かじゃないけれど…当時の愛犬と一緒に撮った写真でした。それを幼馴染と見ていて「全然変わんないね、同じ顔」って言われて、いいのか悪いのか…

そこで成人式のとき、綺麗になって地元に帰ってくる同級生に引け目を感じていたことを思い出した。「あたしはまだなにも変わってないのに…」って、本音は出席することさえ憚られたのだ
案の定「変わらないね」って言葉がシャワーのように、わたしにたくさん降りかかった。２０歳の「変わらないね」は「成長しないね」に聞こえた
だって高校を卒業してから２年しか経っていないのに…
でもね、進学して他の土地で一人暮らししている友だちも、就職して地元に残っている友だちも、なぜだか知らないお姉さんのように感じたの

わたしは女子高から女子短大に進んで…でも化粧っ気もなくしゃれっ気もなく、男の影すらもないつまらないままの自分が、まるで流行おくれの肩パッド入りのスーツのようで恥ずかしかった
奥手と言ったら聞こえがいいのかしら？ でも聞こえがいいよりみんなのように「きれい」になりたかったし「彼氏」も欲しかった。聞こえがいいより「きれいになったね」って言われたかったし「わたしの彼はね」って、自慢話もしたかった
しかも！ 前日に行った美容室で失敗したわたしの髪はちんちくりんで、本当に最悪な１日になった。わたしの地元の成人式は、当時１月１５日ではなく８月１５日だったので着物を着ることはなかったけれど、むしろ着物を着ていた方がまだ「周りとの差」を感じずにいられたかもしれない

あれから２０年以上経って、幼馴染と何年か前の「男の厄年」の同級会の写真を眺めながら「このひとだれ？」なんて言ってた矢先のことだった…また「変わらないね」が出た！ 確かに写真のわたし変わってないの。年を取っただけで、顔が同じ。いや、当たり前だけど、言いたいことわかる？
子どもとおばさん、母と娘ほどの時間差があるはずの顔なのに、写真の中のわたしは今のわたしより痩せてて幾分腫れまぶちなだけで、大きな変化が見られない。そこには、だれも見間違うことのできないわたしがいた。なんだか成長も見られない？ だけどさすがに成人式の時に感じた「成長してない」とは違った感覚だった。だって、相手は子どもだし（自分だけど）

今のわたしは見るからに「おばさん」これも当たり前なんだけど・・・・
数年前から幼馴染と、この次の「還暦の時は、着物を着て出席しようね」って、約束しているおばさんなの。なのに、写真を見るとすぐにわたしだと気づく。逆に「すごい」と思ってしまった
今となっては「歳とらない」くらい大げさに言ってもいいのかな。大器晩成って言葉はこんな時も使えるのかしら？って思うくらいに前向きな言葉をたくさん述べられるくらいに、写真のわたしは「変わらない」ままだった

多分、いやおそらくわたしは、一般的なまわりの子より「成長が遅かった」のは事実で「年頃」と言われる年齢に追いついていなかったように思う。それは「奥手」とかそういう問題ではなく「精神的」なもの
とはいえ女も３０歳を過ぎる頃には同じ土俵というか、だいたい同じ括りのゾーンに立ててるのじゃないかと思うの。そこに至るまでの経験値とか知識に差はあったとしても「大人」として「女」として対等と呼べるのはこの辺かなと・・・・なぜなら、やっぱり３０代は「おばさん」と呼ばれるゾーンだから

ここから「変わらないね」は誉め言葉に変化していく

変わらないね ≦ 歳とらないね ≦ 元気だね

そこからの「自分」の活かし方でその後の人生が大きく変わってくるのかな～なんて思ったわけです。女の人生、なにげに「おばさん」と呼ばれる時間がいちばん長いのじゃないかと気づいた Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！