見出し画像

《避難所》ソーシャルワーカーを1名雇用しました。

皆様こんにちは!ゲヌ代表の宮村です。
本日は、日頃よりゲヌを応援してくださる皆様へご報告がございます。

セネガルの避難所を運営開始に向けてより前進させるため、経験あるソーシャルワーカーを1名、現地NPOラ・パラーブルに雇用しました。

前置き

既に知ってくださっている方も多いかと存じますが、当ブランドは、セネガルのティエス州にある「性暴力を受けた女性のための避難所」(Centre Mame Diarra Diallo)をサポートしております。この避難所は、現地NPOのラ・パラーブルが2007年から建設を進めてきたもので、広いティエス州に存在する唯一の避難施設です。現在は開設準備中ですが、開設後はレイプ、DV、少女の結婚や妊娠、FGM、同性愛を理由とする迫害など様々な事情を抱えた女性たちがやってきて、ここで宿泊し、心身のケアを受けます。

詳細はこちらのインタビューをご覧ください。

https://www.ganas.or.jp/20230920genu/


長年、資金不足により建設は難航しておりましたが、2020年からゲヌが発足しサポートに乗り出し、在セネガル日本大使館様からラ・パラーブルへの資金協力(草の根人間の安全保障無償資金協力)を受け、2023年に建設を完了しました。しかし、なかなか運営開始ができないまま1年が経ち、逃げてきた女性たちは自分の家に戻るか、ラ・パラーブルのスタッフの家で数か月面倒を見るなどのケアしかできませんでした。

日本にいる私も、1日たりとも避難所のことを考えない日はありませんでしたが、ラ・パラーブルのメンバーと打ち合わせすればするほど、未経験の私たちだけでは分からないことが多く、話し合いを重ねるごとに出てくる「この費用も必要だ」の意見に、本当に運営に必要な金額はいくらなのかと疑問が募る日々。予算リストが完成できないまま、毎月のように避難先を求めてくる新しい女性たちの情報に、気持ちは焦るばかりでした。私の語学力も相まってか、コミュニケーションもうまくいかない….。

話し合いが前に進まないことに途方に暮れ、ダカールで働く日本人の方に相談をし、優秀なセネガル人コンサルタントの方をご紹介いただき、お二人にもミーティングに入っていただいて話し合いを進めました。

お二人のおかげで、話し合いに光が見えました。それが、今回ご報告させていただく、最初の1名の雇用です。彼が主体となって、避難所の計画を立て、現場を動かしてくださいます。まずは半年間、彼のお給料と交通費をゲヌの売上の10%積み立てから出資させていただくことになりました。いつも商品をご愛顧くださっている皆様へ本件をご報告させていただくと共に、日頃の応援に心から感謝を申し上げます。

どのような人が仲間になってくれたのか


セネガルの首都ダカールには、性暴力を受けた女性のための避難所" Maison Rose"(メゾンローズ)があります。以前には、男の子のための施設"Maison Bleu"(メゾンブルー)もありました。これらの施設は同じフランス人女性によって運営されています。沢山の女性たちがメゾンローズで心身のケアを受け、子どもを出産し、職業訓練を受け、自立への道を辿ってきました。メゾンローズは私たちによってロールモデルのようなものです。

今回、ラ・パラーブルの仲間になってくださった方は男性ですが、メゾンブルーでソーシャルワーカーとして10年間働いた経歴のある方です。避難所がどのように機能しているのかを知っている人物であり、メゾンローズ/メゾンブルーの経営者とも繋がりが深い。彼のような人物がラ・パラーブルの仲間になり、ティエスの避難所のリーダー的存在として計画を前に進めてくれることは非常に理想的です。

仲間になってくださったソーシャルワーカー
Diouf(ジュフ)さん

彼はダカールに家族と住んでいますが、平日はティエスに来て、月曜から金曜まで避難所で働いてくれます。彼は今月2024年4月2日から既にティエスの避難所で働いており、今はラパラーブルの過去の資料に目を通し、団体について知識を入れているところです。今後、3カ月かけて避難所の運営プランを立ててくださいます。

予算がはっきりしない限り、日本にいる私たちも具体的な資金集めの計画が立てられませんでした。計画が終われば、いよいよ本格的な資金集めに動き出すことができます。

彼の雇用を続けていくためには、ゲヌもブランドとして頑張らなければならないし、他のソーシャルワーカーや泊まり込みの女性スタッフの雇用、家事スタッフ、24時間体制の警備員、全員の食費、医療費、交通費、雑費、、、必要なお金は多くあり、今後は助成金の申請やマンスリーサポーターの募集にも動き出していくことになると思っています。

課題は山積みですが、明るい未来に向かって、みんなで一歩ずつ進んでいきたいなと。
どうか今後も応援してくださると嬉しいです。

最後になりますが、この場を借りて、いつも一緒に避難所の運営について考えてくれているゲヌメンバーのたまきさんにも、お礼を伝えたいと思います。

フランス語のできない私をサポートし、約2年半、ラ・パラーブルとのすべてのミーティングに出席し、一緒に避難所について考えてくれました。ただ訳すだけでなく、どうすれば意識の溝を埋めることができるか、どうすれば前に進んでいけるかを常に一緒に考えてくださいました。相談できる相手がいたことで、私の気持ちも前を向いて進んでこれました。いつもありがとうございます✨

それでは、またよいご報告ができるように、頑張ります!!!

ゲヌのSNSはこちらから!

Facebook: https://www.facebook.com/gueneu.tokyo/

Instagram: https://www.instagram.com/gueneu.tokyo/

Twitter: https://twitter.com/gueneu_tokyo

HP、オンラインショップはこちらから!

HP: https://www.gueneu.com

Online Shop: https://www.gueneu.tokyo




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?