ペリーいとう

〇2019年7月21日のツイート

とあるツイートを見かけ、ぐだめき欲が高まる君になってしまったので、ぐだめく。割りと昔のことなんで、事実と違う点あるかもしれんが、堪忍。10ツイート位で終われるかなぁ、、まあ、始めるのろ。

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その日、凄いものを見た。
自分が所属していた大学のクイズ研究会では、例年10月末に学園祭で来場者向けにクイズ企画を実施する。
当時だとネプリーグ、100人に聞きました、アタック25等々TVでお馴染みの企画があり、そのひとつにクイズ$ミリオネアがあった。

クイズ$ミリオネアは、4択クイズが出題され、正解すると賞金を獲得。問題が進むにつれて獲得賞金もあがり、最後には100万円ゲットできるクイズ番組。
自分とこのクイ研では全10問出題し、最後まで行けば賞品としてクオカード2,000円を贈呈していた。間違えた時の残念賞はヤクルト。ドロップアウトも可能。

1問目は、「Q水瓶座は英語で何という?Aコカ・コーラ Bクー、Cアクエリアス、Dソーケン・ビチャ」のように易しい問題だが、10問目となると「Qはなぢが出るところは?答え:キーゼルバッハ部位」みたいに難易度が上昇。クオカードが絡む6、7問目位から問題が難しくなる。

難易度が上がった問題を前に参加者の大半は「勘で」とか「なんとなく」とか直感で選びがちななか、あの日、凄い答え方をする人がやって来た。

あれは、自分が大学二年の時の学園祭で、たしか知人の出展ブースに暫く遊びに行ってクイ研のブースに戻ってきた時だったと思う。会場の雰囲気が何やら普段と違ってた。

右近寺さんと名乗るその回答者は、「何となく」回答を選ぶんじゃなく、「昔、何とかと聞いたことがある。そうするとこの可能性が高いんじゃないか」とか「別の分野で似た言葉があり、これもそう言うんじゃないかな」など、わからないものでも、自分の知っている知識を使って答えを導き出していた。

回答を導くための知識の広さ、その知識を活用する知性の高さに話術の巧みさが加わり「何だ、この人凄い。」と観客は魅了。極めつけは、最終問題で自分の考えを言って2択に絞った後にオーディエンスを使用という熱い展開を演出。そしてそのまま、正解、、とはならず残念賞でクオカード500円獲得

凄い人だったなぁ、、と思いつつ、みのもんた役をしてた後輩に、今の人凄かったねときくと、「よだれさん知らないんですか、何であの人が来てるんですか!今の人、abcを3連覇した・・・」

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数年後、偶然にもその方がTVのクイズ番組Qさまでクイズ王として出演しているのを見かける。プレッシャースタディのトリを務め、「北海道にペリーは来た。○か×か」を答える局面。答えを知っているだろうに、只、知ってたからですと答えるのではなく、

「北海道固有の魚にイトウという魚がいる。」
「イトウの学名にペリーという言葉が含まれている。」
「もし北海道にペリーが来ていたならば、北海道固有の魚にペリーという言葉が含まれていることに説明がつく」
「なので、ペリーは北海道に来た可能性が高いと考えた」
ときちんと理由付きで正解

ただ、知っていたので分かりましたと答えれば、「この人の知識量」は凄いんだ。で終わる。だけれど、推論の根拠を説明すれば、「なぜこの人はこんなことを知っているんだ」という知識量の凄さのほかに、「知識を使って説明できて凄い。」という知性の凄さも伝わるし、楽しい。

やはり、ゴールまで行かなんだ。巻こう。こんな感じに、未知のものを既知の物事から推論する手法がある。アソシエイション(連想想起)→リーズニング(一般法則の探索)→アブダクション(仮説形成)。これを使うと、紛らわしいクイズ問題で迷った時も事実制約充足要件から導けるよ→

島根と鳥取、クジャクのオスメス、フラットとシャープ、ソワレとマチネ、広島原爆の日、坂本龍馬死没の地などなど多数。その一つに、ギベリンとゲルフ、どっちが教皇派?皇帝派?があるんですが、先日、弟に何かいい方法ないと聞いたら、Qm@sで覚えているとのこと。

劇場版最新話のネタバレになるので詳しくは書かないけれど、「いおりんマジギベリン!(煽り)」でギベリン・ゲルフを固定してましたというお話。
Qm@s再開の報を受け、色々と思い出しツイート。まとまりがない。
Qm@s楽しみに待ってます!いつまでも待ってます!
投票行って休日出勤じゃ、でゎでゎ!

(ちなみに、クオカードは部室戻ったら、「皆さんで何かおいしいものでも食べて下さい」の一言と一緒に机の上に戻ってました。どこまでも、人間味のある方ぜよ)(終)

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