2000字のドラマ 芸術の日常
目がギラギラしている。
よく周りの親に言われた言葉だ。
それほどまでに熱中していた。
いつから この世界に入ろうと思ったのだろうか?
真っ青な世界の中、4畳の畳に寝転がりながら思い返していた。
まだ小学生のはじめの頃に、親に美術感に連れて行ってもらったことがある。はじめは、いやいや行ってみたが、思ったより綺麗な絵は見ていて楽しかった。
そこで、異才あふれる作品を偶然見つけてしまう。
ピカソの老いたギター弾きという作品に。
こいつのせいで、この世界に魅入られてしまった。