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食に偏った6泊9日の新婚旅行【ハノイ〜パリ〜バスク地方〜バルセロナ】
今年(2023年)のゴールデンウィークに新婚旅行にいってきました。本当は2020年に行く予定でしたが、コロナの影響もありまして、結婚3年目に。
新婚旅行といえば、ハワイやグアムのようなリゾートでまったりするのが王道。しかし、われわれはせわしい旅に出かけました。6泊9日で、3カ国・9都市を巡りました。なんと途中で体調を崩すという波乱の展開も。
フランスとスペインにまたがるバスク地方を主目的ですが、飛行機の関係でベトナム・ハノイ、パリ、バルセロナにも立ち寄りました。
妻が食関係の仕事していることもあり、食事にはかなりこだわりました。一方、私は旅行関係で働いているので、そういう目線でも振り返りたいと思って、このnoteを書いています。
5000字超えているので、読むのしんどい方は写真だけでも目を通していってください〜
ベトナム・ハノイ
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ハノイへはトランジットで立ち寄りました。ベトナム航空の機内安全の動画がすごいよかったです。音楽やダンスをうまく盛り込んでいて楽しいし、実用的な説明もちゃんと入っているし、なんだか癖になる動画です。
14時くらいに着いて、そのあとは23時のパリ行きのフライト。移動時間などいろいろ考慮すると、4時間程度市内に滞在しました。時間でいうと、かなり短いですがかなり充実感はありました。
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ハノイはとにかく活気がありました。イメージ通りで、とにかく多いバイク、人がそこかしらでくつろいでいて、無秩序でした。
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意外だったのは寺がいっぱいあったこと。日本と同じように街のいたるところに点在していました。言語が違うはずだけど、漢字でいろいろ書いているのは興味深かったです。
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ベースとして同じ仏教ではあるものの、お経のリズムが違ったりだとか、日本みたいに神道の影響を受けていないだとか、面白かったです。中国、韓国、タイなど他の国の寺院にも行ってみたくなりましたね。
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Bánh Mì TUN(バインミーの店)
気さくなおばちゃんが英語で話してくれた。一個しか買わなかったんだけど、「半分に分けるかい?」「作るまでそこの椅子に座って待っててね」と、外国人慣れしているのかとても親切に接客してくれました。
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Phở bò Lý Quốc Sư(フォーのお店)
あっさりとしていて、サクッと食べれました。ベトナムのビールを飲みながら。唐辛子をセルフで追加できますが、ちょっとでもかなり辛いので気をつけてください🌶️
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Bun Cha Ta Hanoi(ブンチャーの店)
接客してくれた方がそれほど英語が得意ではなく、会話にすこし戸惑いました。香草がたっぷり盛られていて東南アジアだなあと実感。
ハノイで食べたお店は、観光客向けというのはあったのですが、味もさっぱりめで、普通に美味しく食べられました。
これまでの経験では、海外の料理はぜんぜん別物で、日本で食べるベトナム料理の方がおいしいという偏見があったのですが、それがなくなったのは、この旅でよかったこと。
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あと発見としては、欧米人を案内する現地の人をちらほら見かけたこと。寺院にしろ、飲食店にしろ、ガイド文化が根づいているのを感じました。
その後、深夜便でパリへと向かいました。隣に座ったベトナム人のおじいさんが、ずっと、もうほんと、ずっっっっと、咳をしてたんですよ。
CAさんにお願いして、マスク渡してもらったにもかかわらず、つけずにせいてましたね。まあ仕方ないけど、なんだかなあと思いながら、マスクをしっかりつけて眠りました。
パリ
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パリにはシャルルドゴール空港に7時について、12時頃にモンパルナス駅発の特急列車に乗るというスケジュールでした。
パリを満喫したいという想いもあったものの、旅の主目的であるバスク地方での滞在を優先したことや、フライトや鉄道の兼ね合いで5時間のパリ滞在になりました。
この新婚旅行、正直、パリにはいい思い出はありません笑 むしろ最大の危機を迎えました。
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限られた時間しかありませんでしたが、エッフェル塔と凱旋門は見たいねということで、シェアサイクルに使ってみました。夫が仕事で、国内でツアー企画をしていたので。
これがとにかくよくなかった。(サービスの仕組み自体はよかったです)
アプリの使い方がわからない、自転車のあるポートの場所がよくわからない、パリの交通ルールがよくわからないなどなど。
慣れない土地で慣れないことをして、夫婦、お互いにとてもストレスを感じて、何度も意見が割れて、揉めに揉めました。時間もギリギリになり、特急列車にはマジでダッシュで乗り込みました。
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フレンチバスク
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フランスとスペインにまたがるバスク地方へ。独自の歴史や文化を持つ民族が暮らしていて、ヨーロッパのまた違った一面を知ることができましたね。いかに自分がおおざっぱに世界を見ているかにも気づかされました。
バイヨンヌ
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とにかく街並みがきれいで、こういう地方都市にもしっかりと教会が街の顔として整備されているのが印象的でした。
旧市街は昔ながらの雰囲気を維持されていたけど、ちょっと外れに行くと現代風アパートもあったのは、さすがにヨーロッパでもそんな場所もあるよねって少し安心しました。
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ホテル:Hôtel Villa KOEGUI Bayonne
部屋の写真はないのですが、館内のいたるところにアートがあり、おしゃれなホテルでした。受付の方がフレンドリーで、温かくもてなしてくれました。
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Bajadita
カジュアルなコース料理を食べました。フランスの料理って、もっとこってりしたイメージでしたが、シンプルで素材を活かした料理でした。接客も親しみやすさはありつつも、どこかさっぱりとしていて心地よかったですね。
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あとワインがおいしかったです。普段日本で飲んでるより数段おいしく感じました。日本に来るまでの輸送とか関係あるのかなあと考えたけど、たぶん雰囲気でしょうね。
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ビアリッツ
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この日は車付き、ガイド付きのプライベートツアーを楽しみました。1日10万円くらいのかなり思い切った体験でした。
移動のことを考えなくていいのがストレスフリー。それと、ガイドさんからいろいろ聞けるのも楽しかったですね。観光地の歴史はもちろん、1日5食というリアルな生活文化だったり、現地に住む日本人の現状だったり。
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いかにも風光明媚なリゾートで、とにかく景色が良かったです。このあたりから、ベトナム人おじいちゃんの影響からか、夫婦ともども体調が思わしくありませんでした。
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Crêperie Bleue de Toi
予約していたお店がなぜか休日で、急遽近くにこのお店に。白ワインでまったりしつつ、ガレットをいただきました。店主が陽気な人で、歌いながら料理をつくっていたのがなんか良かったですね。
観光地なので英語はもちろん、スペイン語、フランス語を使い分けている人が多いのも国境の街ならではでしたね。
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サン・ジャン・ド・リュズ
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一番愛着を感じた街かもしれないです。買い物を中心に観光を楽しめるし、生活感のある市場(Les Halles de St Jean de Luz)の活気もある。
でも、めちゃくちゃ混んでいるわけでもない。そういう全体的なバランスが心地よかったです。
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メゾンマダム
日本でいうところの江戸時代からある老舗のお菓子屋さん。マカロンで有名で、ルイ14世に献上したというエピソードもあるそうです。あまり日持ちしないのでお土産には不向きですが、めっちゃ美味しかったです。
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エスプレット
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プライベートツアーも終盤。海岸沿いの街をまわってきましたが、ここから山バスクとも呼ばれる山間部へ。景色がのどかな田舎に一気に変わりました。もっとゆっくり見たかったなあ。
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Chocolaterie "Antton"
ここで買った唐辛子入りのチョコはお気に入りです。辛さが控えめと強めの2種類あったと思うのですが、特に強めのものが個性的で、ワインと一緒に食べたりとするとおいしいですね。
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バスクではとにかくチーズと生ハムがおいしそうなお店が多かったです。生ハムは検疫の関係で持ち帰りができず、チーズは要冷蔵が基本なので、その場で買って、ホテルとか食べるのがいいのかなと。
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アイノア
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山間部にある小さな村で、「フランスの最も美しい村」の一つに認められた村です。ほとんど都市を巡っていたので、ここで見た景色は特に印象に残っています。
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Hôtel Ithurria
オーベルジュ、泊まることのできるレストランみたいな場所でした。海外で初めてコース料理を食べました。ミシュランも取ってるらしく、英語で注文しないといけないし、完全に雰囲気に飲まれました。
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出てくる料理は芸術的で、スタッフの方々もプロフェッショナルで、お客さんも上品な人が多くて「すごいところに来てしまったなあ」と圧倒されました。
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バスクでは、羊肉とチーズがよく出てくるので苦手な人は、事前にレストラン側にお伝えしておいた方がいいですね。自分たちが苦手だったので、ちょっとした後悔です。
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こちらではミシュランだけではなく、les collectionneursというサイトも定評があるようですね。
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アイノアで泊まった次の日は、いよいよ最大の目的地、サンセバスチャンへ。1日に4本しかない路線バスと高速バスを乗り継いで、フランスからスペインの国境を越え、4時間くらいかけて、たどり着きました。
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サンセバスチャン
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サンセバスチャンで外せない体験はバル巡り。本当は10軒でも20軒でも時間と胃袋が許す限り、行きたかったのですが、体調がわるすぎて、バルは4軒しか行けませんでした、、、
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Goiz-Argi
最初に訪れたのは日本語メニューがあり、店主も日本語が話せるという珍しいお店。
バルは店ごとに推しのつまみ、ピンチョスがあるので、それを事前に調べておいたのが良かったですね。(妻が全部調べてくれたのですが)
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Gandarias
立ち飲みだけじゃなくて、しっかりとした座席もあるお店で大盛況でした。テラス席で名物のステーキ串を食べながら、地元のビールを。
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Kenji
どうしても食欲が出ず、ラーメンなら食べられるだろうと現地の寿司バーへ。こってりめのスープに食欲がそそられました。
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Bar Sport
どうしても行きたかった大人気のバル。開店直後を狙ってなんとか入れました。早朝からウニとフォアグラを食べるというものすごい贅沢。ここではノンアルコール。
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Kokotxa Jatetxea
星付きレストラン、2軒目。全体を通じて、このお店が体験として一番感動しました。バスクの食文化を軸にしつつも、器のかたちだったり、和をところどころで感じました。日本人もちらほらいました。
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バルセロナ
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旅の最後はバロセロナ。さすが世界的な観光都市で、どこに行っても人の数がすごかったです。(でもたぶん東京の密集度の方がすごい)
この時期には、もらった風邪と、旅そのものの疲労感もあったので、サクラダファミリアと食事以外はけっこうホテルで休んでたりしました。
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Viatorという体験予約サイトで現地のガイド付きツアーを予約してみました。アメリカ人の団体に混じって、英語で案内してもらいました。旧市街地に建造物を古代〜中世〜現代と時代ごとに紹介してくれました。
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Hotel Praktik Èssens
ホテルは中心部のカタルーニャ広場からほど近い場所で取りました。デザイン性が高いし、風通しもよかったし、バルコニーからの景色もよかったし当たりでしたね。
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Ciutat Comtal
今回の旅行を通じて、ここの料理が一番好みでした。居酒屋的に一番楽しめるというか、料理の味付けの濃さと、わいわいしている雰囲気や、距離の近い接客など、とにかく居心地がよかったです。
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Casa Amàlia
本場でパエリアを食べたいということで訪れた店。日本で食べたことあるものと色や味が違いましたが、これはこれでおいしかったです。
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El Nacional Barcelona
最後の夜はパーリーなフードコートで。土曜日だったのもあり、ものすごい混んでました。みなさん20時くらいに食べ出すので、17時など早めに行くのがおすすめです。
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帰国(ローマ〜羽田〜関空)
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ということで、食に偏った6泊9日の新婚旅行、これにておしまいです。長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございました。
この旅の一番の発見は、日本にはおいしいものはあるけれど、それと同じくらいおいしいものが世界にはあるということ。
どなたかの海外旅行を後押しできたら嬉しいです。特にバスクに行きたいなって思っている方、絶対行った方がいいですよ!
アクセスは不便ですが、これまでの海外旅行とは一味違う世界が開けます。僕は不完全燃焼だったこともあり、すでにまたサンセバスチャンに行きたいなあと思ってます。
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