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RIZIN.26 平本蓮選手良いね

 ふとRIZIN.25の朝倉・斎藤戦が公式にアップされたかなと思いYou Tubeチャンネルを見たところ、ちょうど26の対戦カードが発表されていました。
(ミノワマンを幻冬舎の箕輪と勘違いしたのは、非常に恥ずかしい限りです)

興行

 格闘技・総合格闘技に疎く、それほど関心を持ってみていません。そのため、平本選手も知りませんでした。しかし、対戦カードの発表会で俄然興味を持つことができましたね。非常に、面白い選手だなと。

 選手入場で一番最初に登場し、次に、ピンクアフロが続きます。それだけで「ここは危険生物が闊歩するバトルフィールドか」と、わくわくするわけですが、そんなことはなく。発表会を見ていくと、どの選手も礼儀正しく受け答えしています。スーツを着て、髪も整えて、「サラリーマンですか?」と笑ってしまう人もいましたね。
 RIZINというものがそういうものなのかもしれませんが、興行として考えると、もっと罵り合って良いんじゃないでしょうか?

 別に、本心から相手を憎めとは思いませんが、視聴者が盛り上がるようにもっと「絶対勝つ」という意気込みを、闘志を露わにしてほしいです。商談の場ではないですし、格闘技を期待する以上、アウトロー的罵り合いのほうが、雰囲気たっぷりでしょう。
 RIZIN.26の対戦カード発表会で、一番関心を持てたのは、平本選手です。イキってる方が、雰囲気が出て良い。亀田兄弟が活躍したときも、イキりすぎて叩かれましたが、それでも勝っているうちは試合も盛り上がりが見られました。
 良し悪しはあるにせよ、イキってるキャラを演じてるほうが、業界自体の盛り上がりも(注目を受けるという意味で)、見られるのではないでしょうか?

ヤラセと思うようになっている?

 ここまで書いて、今のお客さんはプロレスが興行であることを知っていることから、格闘技全般において、罵り合いがヤラセだと思うようになっているのでは? と言う考えが頭をよぎりましたが、どうなのでしょう?

 だからこそ選手は、わざわざキャラを演じることもしなくなり、真面目に受け答えをするようになった。キャラ作って演じるより、格闘技に集中するアスリート型選手が増えたのかもしれませんね。
 逆に捉えると、そのなかで、平本選手が罵り勝利宣言を上げていることは、素でやっていると見ることもできますね。

 別の見方をしてみましょう。

 真面目に受け答えする選手の姿は、世相を表しているのかもしれません。格闘技選手にも倫理を求め、何かあれば、炎上し叩かれてしまう。不要な炎上は、練習の妨げになりますから、可もなく不可もなしにいたほうがよっぽど効率的です。でも、興行的にはどうなのでしょうね?

興行的という古い考え方

 書いていて思ったのは、興行的という考え方自体が古いのかもしれないと言うことです。もはや、お客は選手感の罵り合いを求めておらず、因縁なども興味もなく、ただ純粋に格闘技を見るようになった。罵りあう姿に品性を求めることは難しいでしょう。SNS上でも倫理から外れる人を吊るし上げることが定番になっているということは、一般的に、品行方正を求め、目指す動きがあるのかもしれません。それ故に、興行だからといって、罵り合うのは見たくない。悪態を耳に入れるのも憚れる。品のない人間を見たくない。品のない人間が出るなら、視聴率は取れない・・・?

 そういったところから、普通に受け答えすることを選手がするようになり、今の形に落ち着いたと考えることもできますね。

 しかし、平本選手のように盛り上げてくれる人は貴重です。できればMMAルールで勝ってもらって、デビューを華々しく飾ってもらいたいですね。かしこ。

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