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世界情勢ブリーフィング 総集編第4号 トランプの時代と中間選挙の審判

2019年2月14日

The Gucci Postで好評配信中のメルマガ「世界情勢ブリーフィング」の総集編第4号です。
テーマは「トランプの時代と中間選挙の審判」です。
今回はトランプ政権の2年目をテーマにしており、総集編第1号「トランプ政権の1年」の続編になります。

前回は、17年1月20日のトランプ政権発足から昨年1月前半までの1年間の記事をまとめました。今回は、その続きということで、18年1月後半から19年1月までの1年間の記事をまとめています。とにかくトランプの動きは激しかったので(苦笑)、分量は250ページに上りました。

主に最近このメルマガを読み始めた方を対象としていますが、個別のトピックごとに構成し、一貫した読み物にすべく加筆修正していますので、以前から購読している方にも楽しんでいただけると思います。

毎日のように衝撃的なニュースが飛び出す「トランプの時代」では、一週間前に何が起こったのかすら定かではなくなります。だからこそ、時にはこうして腰を落ち着かせ、冷静な視点から1年の動きを振り返ることは、今後にも生きる真に重要なポイントを見抜く上で大きな意味をもつでしょう。私自身、あらためて読み直すと様々な発見がありました(手前味噌ですが・・)。

なお、今回の総集編は、トランプ大統領と政権の動向、内政、選挙に絞っており、米中の「新冷戦」や北朝鮮、中東等の対外政策については総論のみにとどめています(これらを含めると600ページを優に超えてしまいました・・)。対外政策については、アジアや中東の総集編で扱いますので、少しお待ちください。

【目次】
1.トランプ政権
(1)総論
・「ダボス会議」(18/1/29)
・「トランプの一般教書演説」(18/2/6)
・「ホワイトハウス高官の辞任」(18/2/12)
・「トランプ政権の新たなる混沌と貿易戦争(1)(2)」(18/3/2・7)
・「ゲーリー・コーン大統領補佐官の辞任」(18/3/9)
・「ティラーソン国務長官の解任」(18/3/16)
・「トランプ政権の人事刷新の動き」(18/3/19)
・「トランプ政権の人事刷新の動き」(18/3/20)
・「ボルトン新大統領補佐官」(18/3/27)
・「トランプの支持率上昇」(18/4/2)
・「トランプの奔放な言動」(18/4/16)
・「ポンペオ新国務長官と政権人事の混沌」(18/4/30)
・「CIA長官に指名されたハスペルの上院公聴会」(18/5/14)
・「プルイットEPA長官の辞任とシャイン大統領補佐官の指名」(18/7/9)
・「トランプのコーク兄弟批判」(18/8/6)
・「オマロサ・マニゴールト・ニューマンのトランプ攻撃」(18/8/20)
・「ブレナン元CIA長官の機密情報アクセス権剥奪」(18/8/20)
・「ワシントン・ポストでのボブ・ウッドワードの新著の抜粋とNYタイムズでの匿名の政府高官によるトランプ批判」(18/9/10)
・「スティーブ・バノン『Trump at War』の公開」(18/9/10)
・「トランプの支持率の低下」(18/9/19)
・「トランプの国連演説」(18/10/1)
・「メラニア・トランプ大統領夫人のアフリカ歴訪」(18/10/8)
・「ニッキー・ヘイリー国連大使の辞任」(18/10/15)
・「セッションズ司法長官の解任」(18/11/12)
・「トランプ政権の人事刷新」(18/12/10)
・「トランプと軍の関係」(18/12/14)
・「マルバニーOMB局長の首席補佐官代行指名」(18/12/17)
・「マティス国防長官の退任発表」(18/12/24)
・「2018年の回顧(トランプの時代)」(18/12/27)
・「2019年の展望(1)」(19/1/4)
・「2019年の展望(2)」(19/1/9)
・「ポンペオ国務長官の上院選への出馬検討報道」(19/1/28)

(2)ロシアゲートとスキャンダル
・「ロシアゲートをめぐる機密メモの公開」(18/2/5)
・「ロシアゲート」(18/2/19)
・「ロシアの元スパイの殺人未遂事件」(18/3/19)
・「マケイブ前FBI副長官の解雇」(18/3/26)
・「トランプのスキャンダル」(18/4/2)
・「コミー前FBI長官の回顧録」(18/4/16)
・「ロシアへの制裁見送りとヘイリー国連大使」(18/4/23)
・「トランプの口止めスキャンダル」(18/5/7)
・「『スパイゲート』疑惑」(18/5/28)
・「ポール・マナフォートの裁判」(18/7/23)
・「トランプの『ロシア疑惑でっち上げ』と陰謀論の台頭」(18/8/6)
・「ポール・マナフォートの有罪評決とマイケル・コーエンの有罪自認」(18/8/27)
・「ローゼンスタイン司法副長官の去就」(18/10/1)
・「トランプの脱税関与疑惑」(18/10/8)
・「トランプの元個人弁護士の有罪判決」(18/12/17)
・「トランプの元個人弁護士に対する偽証指示疑惑」(19/1/21)
・「トランプの側近ロジャー・ストーンの起訴」(19/1/28)

(3)司法政策
・「ケネディ最高裁判事の引退」(18/7/2)
・「連邦最高裁判事の指名」(18/7/9)
・「連邦最高裁判事の指名(カバノー判事)」(18/7/16)
・「カバノー判事の最高裁判事承認の公聴会」(18/9/10)
・「カバノー最高裁判事候補の性的暴行疑惑」(18/9/24)
・「カバノー最高裁判事候補の性的スキャンダルと指名承認の混迷」(18/10/3)
・「カバノー最高裁判事候補の指名承認」(18/10/8)

(4)移民政策
・「トランプの人種差別発言」(18/1/22)
・「米国の移民政策」(18/6/25)
・「『移民キャラバン』の北上と民主党関係者への爆弾物の送付事件」(18/10/29)
・「トランプの出生地主義の廃止発言」(18/11/5)

(5)経済政策
・「政府機関の一部閉鎖」(18/1/22)
・「政府閉鎖の解除」(18/1/29)
・「イエレンFRB議長の退任」(18/2/5)
・「政府閉鎖の回避」(18/2/5)
・「政府閉鎖と解除」(18/2/12)
・「予算教書・インフラ計画」(18/2/19)
・「ドッド・フランク法の改正」(18/3/19)
・「政府閉鎖の回避」(18/3/19)
・「政府閉鎖の回避」(18/3/26)
・「ドッド・フランク法の改正」(18/5/28)
・「米国の高成長」(18/7/30)
・「政府閉鎖の警告」(18/8/6)
・「政府閉鎖の回避」(18/10/1)
・「FRBの利上げ」(18/10/1)
・「政府機関の一部閉鎖」(18/12/24)
・「FRBの利上げ」(18/12/24)
・「政府閉鎖の越年」(19/1/7)
・「政府閉鎖の長期化と国家非常事態宣言の可能性」(19/1/14)
・「国防授権法」(19/1/18)
・「政府閉鎖の長期化(米国の予算制度)」(19/1/22)
・「政府閉鎖の一時解除」(19/1/29)

(6)社会政策
・「フロリダ銃乱射事件」(18/2/19)
・「フロリダ銃乱射事件」(18/2/26)
・「シャーロッツビル衝突事件から1年」(18/8/13)

2.中間選挙
(1)総論
・「中間選挙のポイント(1):全体像」(18/10/25)
・「中間選挙のポイント(2):選挙の見通しと選挙後の展望」(18/10/26)
・「中間選挙のポイント(3):上院の展望」(18/10/31)
・「中間選挙のポイント(4):下院の展望」(18/11/2)
・「中間選挙のポイント(5):知事・州議会、最後の結果予想」(18/11/6)
・「中間選挙(1):結果の分析」(18/11/14)
・「中間選挙(2):今後の展望」(18/11/21)
・「カバノー効果の分析」(18/11/28)
・「2018年の回顧(中間選挙の審判)」(18/12/27)

(2)各論
・「ペンシルベニア州下院補選」(18/3/12)
・「ペンシルベニア州下院補選」(18/3/16)
・「ペンシルベニア州下院補選」(18/3/19)
・「ライアン下院議長の引退表明」(18/4/18)
・「中間選挙の予備選」(18/5/7)
・「中間選挙の予備選(ウェストバージニア、インディアナ)」(18/5/14)
・「中間選挙の予備選(カリフォルニア)」(18/6/11)
・「中間選挙の予備選(サウスカロライナ)」(18/6/18)
・「中間選挙の予備選(NY、サウスカロライナ、ユタ)」(18/7/2)
・「中間選挙の予備選(NY、コロラド、ネバダ)」(18/7/9)
・「オハイオ州下院補選」(18/8/13)
・「中間選挙の予備選(カンザス、ミシガン、ミズーリ、ワシントン)」(18/8/20)
・「中間選挙の予備選(コネチカット、ミネソタ、バーモント、ウィスコンシン)」(18/8/20)
・「オハイオ州下院補選」(18/8/27)
・「中間選挙の予備選(アリゾナ、フロリダ)」(18/8/27)
・「中間選挙の予備選(アリゾナ、フロリダ)」(18/9/3)
・「中間選挙の予備選(NY)」(18/9/10)
・「中間選挙の予備選(マサチューセッツ)」(18/9/12)
・「中間選挙の予備選の終了」(18/9/17)

3.議会
・「ダンカン・ハンター議員の起訴」(18/8/27)
・「ジョン・マケイン上院議員の死去」(18/8/27)
・「マケイン上院議員の追悼」(18/9/10)
・「米議会の委員会」(18/11/28)
・「ナンシー・ペローシの下院議長候補選出」(18/12/12)
・「米国の新議会」(19/1/7)
・「オカシオ・コルテス議員のダンス映像」(19/1/14)

4.大統領選挙
・「ヒラリー・クリントン出馬報道」(18/11/28)
・「大統領選の幕開け」(19/1/4)
・「エリザベス・ウォーレンの米大統領選挙への出馬準備表明」(19/1/7)
・「カストロ、ガバード、ジルブランドの米大統領選挙への出馬表明」(19/1/21)
・「カマラ・ハリスの米大統領選挙への出馬表明」(19/1/28)

5.社会の動き
・「チャールズ・クラウトハマーの死去」(18/6/25)
・「ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の死去」(18/12/3)
・「『ウィークリー・スタンダード』の廃刊」(18/12/24)
・「マイノリティの反リベラル」(19/1/18)

【あとがき】
今回の総集編が扱った18年1月~19年1月の1年間はトランプ政権2年目にあたります。世界情勢は激しく動きましたが、そのほとんどのトピックにトランプが絡んでいました。真の意味で「トランプ時代」が到来したことを示した1年だったと思います。

中国、朝鮮半島、アジア、ロシア、中東、欧州、中南米・・米国以外の多くの地域でトランプをモデルにするかのような権威主義型のリーダーやポピュリストが勢いを増しました。トランプの勢いに突き動かされ、世界は強権政治とパワーゲームに覆われていくようです。しかし、個人的にはこのトレンドがそのまま続くとは思いません。

(※ここから先の本文は総集編に限定)

これからは、世界や国家だけでなく、企業も個人も、どこの世界に属し、何を信じるのか、選択を迫られながら生きていく時代になると思います。世界の動きを見ることなく、目の前だけを見ていれば生きていける時代は終わりました。メルマガと本総集編がこれからの時代を生きていく上でヒントになることを願っています。

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