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はやる心を抑えて

 目の前にあるお得な話やうまい話が本当に得なのかどうかはよく吟味する必要がある。そうわかっていても最悪の事態というのはよく見落としがちだ。

 友人と買い物に行った時のことだ、予定していた買い物が終わると時間が余ったのでゲームセンターに入った。
 普段は店内を一周回るだけでゲームはしないのだが、その日はワンプレイだけやってみることにした。
 僕が目をつけたゲームは「あらかると」というゲームで、ハサミ型のアームを動かして、 景品をぶら下げているボールチェーンに爪の間を通して下に落とすゲームだった。

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https://matome.naver.jp/m/odai/2133649078127535301/2133649135927647403

 欲しいと思った景品は、一発では取れそうにないが、うまくやれば3~4回ほどで取れそうな位置にあった。
 そのゲームは一回100円だったが、500円だと6回プレーできる仕様だったため、失敗することも考慮して一気に500円を投入することにした。
 やってみると、1回目から良い位置に狙い通りに動かすことができた。これはいけるだろうと思いみていると、アームの先が景品に当たった途端に爪の部分が折れ曲がってしまい、景品はほとんど動かなかったのだ

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 こうなってしまってはもうどうにもならない。押し出す部分が押し負けてしまうのであればやりようがないのだ。

 せめて100円で1プレイだけにしておけば良かったのだが、そのあとの残り5回はひたすら虚無な時間だった。

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