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住宅ローンを使って株式投資

 我が家は昨年中古マンションを購入し、頭金ゼロ、事務手数料もすべて含めて全額を変動金利でローンを組みました。その分、手元に残った資金を使って投資をしています。投資で資産が増えても繰り上げ返済は一切しないつもりです。金利が10%とかにならない限り・・・。
 なぜそう考えるに至ったか、項目だててご説明します。

具体例

 一例をあげて説明していきます。
 新築住宅(マンション・戸建ても)を購入して住宅ローン3000万円を借りた場合、金利と手数料は35年間で約300万円になります。
しかし。
メリット1
 住宅ローン減税で年末残高の0.7%が最長13年間控除され、トータルで所得税から約250万円戻ってきます。
メリット2
 
住宅ローンには団体信用生命保険がついてきます。死亡したら住宅ローンがチャラになる生命保険です。大雑把ですが35歳の人が3000万円の終身生命保険を掛けたとすると、月の支払いは40000円になります。これがすべて低金利な住宅ローンに含まれています
 さらに、今は0.3%ほど上乗せすると、癌と診断されたらローンがチャラになる商品まで登場しています。
結論
 
金利と手数料よりも、その他のメリットの方が大きくて、借りるだけですでにお得です。

そのメリットを最大限享受するには?

いい条件で借りる

1.金利は低く。変動一択。
2.借りられるだけ借りる。
 金利は変動一択です。現在ネット銀行を中心に0.2%代から0.4%位の金利はざらです。できるだけ低い金利で借りること。また、住宅を購入する際は、仲介手数料や団体信用生命保険(団信)で借りた額の0.4%ぐらいのが上乗せされます。その手数料や団信のお金も全額ローンで借りてしまいましょう。

時間を味方に

 住宅ローンの多くは最長35年で返していきます。(最近は50年という商品もあります)住宅ローン返済も35年の長期で分散するという考え方です。その分、手元にキャッシュを残します。
 変動金利は当然、上昇する可能性もありますが、その金利上昇リスクを手元に残った資金で投資に回してヘッジするわけです。
 また、繰り上げ返済も私は勧めません。退職金で残債を返してすっきりしたいという気持ちもわかりますが、低い金利のままであれば、住宅ローン自体が生命保険と一緒の働きをしています。完済してた直後に死んでしまえばあまり意味がありません。

まとめ

 ということで、私は最長の返済期間で、借りられる最大の金額を借りるという選択に至りました。


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