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私の句帳

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自分が詠んだ俳句を綴っている句帳(俳句日記)です。2023年7月、偶然、俳句に触れる機会が複数あって、この世界に呼ばれている気がしました。やってみると難しいけど、面白いですね。
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#俳句

1/4(木) #4 「弁当を作って御用始めかな」
2024年の仕事が始まります。年末年始休暇があけて、職場で働き始めるよりも前に、お弁当を作るところから日常の生活は始まるんですよね。こうしたリズムがきっと健康な毎日を作っているのかもしれないですね。

1/2(火) #3 「毎日を元旦みたいに新鮮に」
年が改まるとは不思議だ。実際、何も変わっていないのに、フレッシュになった心持ちにさせられる。普段は躊躇する事も、新年だからやってみようかと思ったりする。「いつも初心」って気持ちや感覚を、2024年は感じていたいな。元旦は1日の朝。

1/1(月) #1 「買初やポチ袋見にコンビニへ」
妹と一緒に帰省している姪っ子たちへお年玉をあげるのに、ポチ袋を用意していませんできた。年が明けてからコンビニへ買いに行くのが恒例になっています。

12/31(日)「除夜の鐘慣れない布団身をくるみ」
実家で年越しを迎える。姪っ子たちも来ていて、さっきまで賑やかに紅白歌合戦を見ていた。それも終わって、部屋に一人でいると静かで、遠くの除夜の鐘が聞こえてきた。2023年も終わろうとしているんだな。ちょっと感傷的な気持ちになる。

12/30(土)「洗車待つカーステ聞こゆ年の暮れ」
今年乗り換えた車を洗車に行ってきました。洗車を終えた人もいれば、次々に洗車をしようと車が入ってきました。やはり年末は、朝早くから、洗車したりするものなんですね。寒い時期にやらないで、温かい時期に水作業はした方が良いと思いました。

12/24(日)「病室の明かりは白しイヴの夜」

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俳句に触れる効用。白い彼岸花、ツユクサ、コスモス、白粉花を通勤途中に見つけた。季節の事物の変化に気づくようになった。植物の名前を調べるようになった。言葉遣いに敏感になった。うまく17音にまとめられないのだけど、マインドフルネスな感覚が活性化されているみたい。

8/12(土)妹と姪っ子が帰省してきた。両親は「うるさくなるから大変だ」と口では言っているが、成長した孫と一緒に過ごせるのは楽しそう。おじさんも知らなかったスマホの使い方を教えてもらっちゃった。
「盆休み新車で迎え妹を」
「素麺や妹帰る昼ごはん」
「孫を待つ父の作ったスイカかな」

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8/12(土)山下清画伯は、よく蝸牛🐌の絵を描いたそうだ。ペンで自身のサインの脇に書き添えたし、陶磁器にも描きつけた。僕にも描けそう。「蝸牛」は夏の季語。殻の中に閉じこもってしまうことや動きがゆっくりなこと。何の役に立つのか、よくわからない存在。
「かたつむり山下清どこへゆく」

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7/9(日)松山城@愛媛県松山市。松山城は標高132mの山城。堀に金色の亀が住んでいた伝説もある。城について、正岡子規も俳句に詠んだ。石垣が聳え立ち、侵入者を阻む。そんな急登の坂を息を切らしながら登った天守閣では風が吹いてきて、とても心地よかった。
「風薫る街を見下ろす金亀城」

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7/7-9で、愛媛県松山市を旅行しました。正岡子規記念館に行ったり、お友だちと交流したりして、旅先で俳句を詠むこと(吟行)も面白いかも、と思い始めました。スマホで写真を撮るように、場所や風景を観察して、17音にまとめるのです。
「夏木立ビールじゃこ天道後の湯」

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