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統計学が最強の学問である

この本がブームになったのはもう10年くらい前でしょうか?
ちょうど「AI」や「ビッグデータ」というワードもバズっていた頃なので、それに伴って「統計的な知識が必要だ」という文句もかなり流れていた記憶。

最近、現職で社内勉強会をやろうという企画が持ち上がったので、その題材として読んでみた。
勉強会自体は自分が入社するより前、かつてささやかに行われていたらしいが、どうにも盛り上がりに欠け、自然消滅してしまったらしい。
なんともったいないことか。
それはいかん、テメーら勉強会やるぞと焚きつけたのがこの私。
言い出しっぺするからには、タメになる内容にしたい。あと、勉強会に対する認識をねじ曲げたい。
登壇やスピーチ=お偉いさんがクドクド喋って気持ちよくなる場、なんてことはないんだと示していきたい。

一応は技術の企業とはいえ、組み込み系の技術者に統計学の素養はまず無い(弊社内調べ)
なので、いきなり「Rを使ってガッツリデータ解析皆でやってみましょう」なんてムーブメントは不可。
なので、「統計学の歴史ではこんなことがあったんだよ!」「素養が無いとこういうことが不便なんだよ!」みたいなさわりの部分から入っていって、
たまに練習問題的な取り組み方ができると良いなぁと思っている。

自分は大学で情報系の学科に通っていたので、情報処理の授業の他に統計学にまつわる授業も多かった。
ちゃんと単位を取って卒業したのは間違いないが、正直知識としてはかなり抜け落ちている。
というか、自分が大学生の時にこの本があったらそうとう大学授業の理解が深まったのになと悔しい気持ちになる。
大学の統計学の授業はいきなり関数電卓なりRなりで解析とかやらされて、今この計算にはどういう意味があるんだろうとか考える余地もなかった。

この本は、いわば頭の中に地図を作ってくれる感じ。
自分が今統計解析においてどういう位置にいるかがイメージしやすくなるので、かなり自信を持って人にお勧めできる。

今頑張ってスライドを作っているので、いずれお披露目もしたいと考えている。

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