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「フロントライン」というゲーム

知ってる人いますか?
少なくとも、アラサー以下の世代で知ってる人はほぼいないと思っている。ほぼ確信に近い。

元祖はアーケード版のゲームで、その後ファミコンやいくつかのゲームハードに移植されていった。
アーケードアーカイブスというページからはNintendo Switch向けに買うこともできる。

ゲーム内容としては、縦スクロールのステージを前進して敵を倒すというシンプルなもの。
主人公一人で敵がたくさんいるステージを進んでいくので結構難しい。
主人公の使える武器は

  • ピストル 

  • 手榴弾

  • 戦車(ステージ途中から出現、大小2種類ランダム)

だけ。
スタート直後は両サイドに藪があり、敵はそこから自由に出入りできる。
主人公はできない。
敵歩兵は一発で倒せるが、主人公も同じ。
歩兵同士でぶつかった場合、主人公が死亡する。

戦車は小だとピストルと同じような小さい砲弾、大だと爆発する大きい砲弾を撃つことができる。
敵も戦車に乗って現れることもあり、轢かれると当然死亡。
しかし主人公が戦車に乗っていても、敵歩兵にぶつかると主人公が死亡する。
小の戦車に乗っていて敵に撃たれると一撃で死亡。
しかし大の戦車に乗っていると、敵に撃たれた時に煙が上がり動けなくなる。その時は一度降りて再度乗ると復活する。

ステージの最後には敵の本拠地的なものがあり、固定砲台から大砲を撃ってくる。
なぜかこちらの戦車の砲撃は届かないので、一度降りて手榴弾を放り込む必要がある。

この辺の仕様は各移植先によって変わっていたりするらしい。
自分が遊んだことがあるのはファミコン版。
なぜか実家にあった。
小学生のころは、64の色んなゲームと同じくらい熱中した。
ゴールデンアイと同じくらい熱中した。
何周してもステージの景色は変わらない。敵歩兵の足が速くなるくらい。
何度敵の本拠地に手榴弾を投げ込んで陥落させても、次の瞬間スコアだけを引き継いでまた同じステージを最初から進まなければならない。
それでも何周も遊んだし、ゲームオーバーになったら心底悔しかった。

今となってもなぜだか分からない、あの不思議な中毒性。今も同じだけ夢中になれるだろうか。
それとも、「こんなん何回もやって意味あるんか?」などと難癖をつけてばかりで、「まずはやってみよう」と思い切れない大人になってしまったのだろうか。

ゲームルールやデザインは移植先で変わっているが、自分が遊んでいたファミコン版に一番近いのはwii or wiiUのバーチャルコンソールだろうか。
今のSwitchのようなサブスク型ではなく、買い切り型なのが消費者的には嬉しかったのだが…

最新ゲームをエンジョイしている昨今、たまには幼少時代に遊んだ懐かしいゲームに思いを馳せたくなる。

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