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SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

やっと読み終わった。
2週間くらいかかった。

33歳でアーリーリタイアを達成した人が書いた本で、そこに至るまでにどういう人生を送ったかが書かれている。
とはいってもただの思い出日記というわけではなく、技術的なことから自己ブランドの確立、フィットネス、マインドフルネス、習慣付け、さらには不動産投資など複数の側面で著者が取り組んだ内容が書かれており、参考にできる部分が多い本だった。

元々IT企業に勤めていた際、会社の本棚から借りて読んだことがあった。
当時は初版本であり、最近第2版が出たとのことで改めて買い直して読んだという次第。

著者曰く、FIREに至った決定的な要素は不動産投資であると。
エンジニアとしてフルタイムの仕事で稼いだお金をどんどん不動産投資に投入し、さらには普段の節約をめちゃくちゃ頑張ったと。

お国が違う故、不動産投資が自分にもできるかというとかなり不透明。
投資について勉強することもそうだが、アメリカでできることをそっくりそのまま日本でもできるか?という疑問は残る。

ただ、自分の中で選択肢が広がったことは間違いない。
彼の人生を丸ごとマネして辿っていくことはできなくても、参考にできる部分は多かった。
例えば自己ブランドの確立とか。
ブログポストの継続、Youtubeへの動画投稿、ポッドキャスティングなどなど。
情報発信を続けていくことで世間に自分という人間を広めることができるというのは間違いない。
一つ問題があるとすれば、著者が取り組んでいた時代に比べて、今はより多くの人が同じことをやっているということだろうか。
このnote然りはてなブログ然り、情報発信手段は豊富にある。
WordPressを使って自前のブログサイトを立ち上げることもできるが、それよりさらに手軽に取り組める方法があるのは大変素敵なことだと思う。
かつでBloggerというGoogleのブログサービスを使っていたのが懐かしいなぁ

しかし皆がやっているということは、それだけ目立つのが難しいともいえる。
つまりはもう少し凝った戦略とか、尖った内容のコンテンツを生み出す必要があるかもしれない。

何はともあれ、まずはやってみること、継続することが重要である。
これも著者の考えである。

他にも面白いことがたくさん書いてあったけど、ここで要約記事を書くつもりはないので単に読書記録ということで終わりにしたい。
ただ、少なくともソフトウェアエンジニアであるならば一度読んでおいて損はない。
参考にできそうな部分を掻い摘んで自分の生活に取り入れればよろしい。

本書の終盤で取り上げられていたセネカ哲学というのにとても興味を持ったのだが、どうやら日本国内では全集が絶版になっているらしい。
amazonで探してみたら1冊2万円以上になってた。コレクター価格過ぎる。

誰か持ってないですかね...?


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