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グアムの朝刊(2020.4.29):人が消えたタモンのビーチに姿を見せるナースシャーク

2020年4月29日朝刊 The GUAM Daily POST より抜粋、要約

新型コロナウィルス(COVID-19)による外出制限で旅行者で賑わっていたタモン湾から人の姿がなくなった。グアム農業省の生物学者ブレント氏によると、サメ​​は岸に近づく可能性が高まっているという。週末にSNSで配信された映像では、ビーチサイドリゾートの近くの浅瀬で泳ぐ全長約6フィート(1.8m)のナースシャークの姿が確認された。ナースシャークは人間に危険をもたらすことはないと言われ、比較的おとなしく攻撃性はあまりないされている。

「水中の音が少なく、水しぶきが少ない、水中にも人間の臭いが少なくなっているので海岸近くに来たのだろう。ナースシャークは人の周りにいるのが好きではなく、活発に泳ぐことなく、底でじっとしていることの方が多い。気まぐれでゆったりと泳ぎ回るときもあるが比較的内気です。サメに餌を与えるようなことをしなければ、人々が再びビーチに姿を現し始めると、彼らはリーフを越えて戻っていきます。」とブレント氏は言う。

「サメ以外にもツマグロやアカエイが人がいないタモン湾で確認されています。現在、海洋生物が人がいなくなったタモン湾を楽しんでるのでしょうが、人々が戻ってくると恐怖を感じて湾から離れていくので、外出制限が解除されたあとは怖がらず海へでかけてください」とブレント氏は言う。

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ロックダウン(都市封鎖)措置により、大気汚染がかつてないほど軽減したという報告が続いています。インドのニューデリーでは、3月23日~4月13日のPM2.5濃度が昨年より60%も低下。北極上空に出現した過去最大規模とされるオゾン層の穴(オゾンホール)は消滅したと言われています。産業革命以来250年間、地球に負荷をかけ続けた人類。おもいがけず新型コロナウィルスが温室効果ガスの排出削減の効果を目の当たりに証明しました。

危機の時は大きな変革の時と言われます。「9月入学、始業」「食料自給率」「人手不足と移民政策」、新型コロナをきっかけに変革を求める課題は山積ですが、災害大国日本は世界とともに「温暖化」問題に向き合い「コロナ後」の工業生産や経済活動のあり方を見直すべき時ではないでしょうか。


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