グアムの朝刊(2020.5.28):制限、収益減、コスト増の三重苦
2020年5月28日朝刊 The Guam Daily Post より抜粋、要約
グアムのレストランの中には収益の減少を予測してメニュー価格の引き上げを検討しているところもある。店内飲食の占有率を最大50%に制限せざるを得ないことも影響していると思われる。グアム準州知事は当初5月25日に予定していたレストラン内での飲食再開を5月29日から許可した。
デデド地区とグアムプレミアアウトレット内に店舗を持つ味千ラーメンは、50%の稼働率ではコストを回収できないという。「食材費、特に肉の価格が上がっており値上げも検討材料です。店内飲食が許可されてもテイクアウトの売上が大部分を占めることになり、並行してサービスを提供することで今まで以上のスタッフが必要になるだろう」と語った。つまり、売上高の減少と人件費の増加も想定され、売上税の引き下げがあれば、経費を多少は取り戻すのことができるとしているが、グアム準州知事は引き続き税率を5%に維持しながら、40%の支払いを最大3か月間延期することを提案した。
マーズキッチンのオーナーは、従業員の安全のためグアム政府が新型コロナウィルス(COVID-19)検査を限定的に行い、客席の収容率が50%に制限されている間はレストラン内飲食を再開する予定はなく、引き続き持ち帰りとデリバリーサービスだけを継続するという。さらに4月から一時的に25%のハザード給与と呼ばれる危険手当を支給していることを付け加えた。
マイクロネシアモール内のペッパーランチでも財政的なダメージが大きいという。ペッパーランチは顧客がテーブルにサーブされる鉄板の上でステーキを調理する、そのユニークなスタイルが特徴的なため、レストラン内で食事を提供できないことは固有のビジネススタイルが提供できないことになる。つまり持ち帰り用のサービスでは自分で焼くという体験が提供できない。
50%の収容率はレストランにとって死活問題
ジェフズパイレーツコーブのオーナーは、政府が計画している50%の収容要件はアメリカ連邦の給与保護プログラム資金がなくなった後に、一部のレストランを閉店に追い込むであろうという。グアム政府の新ルールがレストラン経営を破綻させた場合の責任はどこになるのかと疑問を呈し、店舗のリース料や公共料金を50%にするなどの対策を求めている。また、本年度の売上税を撤廃し、事業許可および健康許可の更新料を一時的に免除なども検討すべきだとしている。「ほとんどのレストランは損失を取り戻すことが難しい。特にタモンのような家賃が高い店舗は2ヶ月間の損失を取り戻すのは不可能で、さらに今後食材の値上げも予想される」としています。
懸念していたことがひとつずつ明らかになってきています。様々な新ルールを今までの経営スタイルに適応するだけでは経営が成り立たなくなることは明らかでした。5月1日のブログでコロナ前のグアムのオペレーションで改善が必要となるであろう項目をあげていましたが、今レストランに始まり、今後はあらゆるサービス分野に新ルールが求められることでしょう。
レストラン業界の苦悩は新型コロナ感染拡大以降、想定内の流れです。発想を180度切り替えて、新しいビジネスモデルを構築できるかが経営者に求められることでしょう。自らが持つ資源を活かせる新ビジネスを並行して展開することで、ようやく収支のバランスが合ってくる、それがwith コロナ時代の成功モデルと言えるでしょう。afterコロナ時代が到来したら、withコロナ時代に培ったビジネス展開をさらに発展させる、経営者すべてがスタートアップの意気込みで臨むことが必至だと思います。
お待たせしました😂恒例となったホテル強制隔離速報です😂
朝はおきまりの塩っぱいソーセージと卵料理、色が鮮やかなのがせめてもの救いです。そして昼と夜は、もう料理するの疲れました感満載の適当さです。満腹感はとりあえずマッシュポテトで補ってください、と言わんばかりのデカ盛り。残り5日、ひたすら我慢して過ごすしかなさそうですね。
この日は夜8時が過ぎてなんと特大ピザが届いたようです。「誰がこんな夜に特大ピザ食べるの?」夕食は7時過ぎに配られ、一時間も経たずに特大ピザ、一体何考えてるの?って感じですね。
ちなみに毎日行われるはずの体温チェックとか問診とか、ない日もあるそうです。強制隔離するぐらいだから、ちゃんと管理しないといけないんじゃないのかな?1日記録がないから1日延期なんてならないですよね......。
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