ぱにおさんは告らせたい-ウルトラロマンティック-

風俗レポのブログを両親に見つけられ、人としての在り方を渾々と説かれる夢を見ました。
どうもご機嫌よう、ぱにおです。

辛くもクビを免れた前回
中途おじ事変を乗り越え、ひと回り強くな……るわけもなく、むしろクビを間近に感じてしまったせいで、必要以上に自分の仕事ぶりを不安視してしまうようになっていた。

不安だから業務に必要以上に時間をかけてしまう。
「時間かけすぎ…要領悪いな、こいつ…」と思われてないかと更に不安に。
スーパーナイーブセンチメンタルメンヘラアラサーな僕は不必要な不安に押し潰され、声が出づらくなるほど重症に。

先輩への返事がかすれ声通り越し、ウィスパーボイスに…
声が出ていない自覚からボリューム上げようとするも調整失敗して、変に大きい声の返事になったり…
立志伝どころではない。

前職で精神的に弱り休みがちになった際に精神科医に診てもらったことがある。

「鬱病要素あり。対人恐怖症かも。」

精神科の女医に告げられた診断がよぎる。
美魔女の女医の顔がよぎる。

キレイな人だったよなぁ…

美魔女医がよぎってよぎる。

精神科に通うか本気で迷うほど美人だったよなぁ…

美魔女医がよぎりによぎってよぎる。

そういえば副社長に似てたな…?

美人副社長がよぎる。
クライアントとの打ち合わせで僕が出した案を副社長が褒めてくれた名シーンがよぎる。

むふっ

むふふふ


復活。

副社長に褒められシーンを脳内劇場でIMAX上映すれば、あら不思議。
普通に声が出るようになった。
ちょろくて本当によかった。
『驚ちょろの殿堂ドン・パニーオ』開店です。

他にも評価してもらえることもちょこちょこ出てきた。

僕はこの会社大好き!!!
この会社に骨を埋めます!!!


開店即大盛況の激ちょろ店。
調子に乗って仕事の仕入れ量をあげるドン・パニーオ。

上司「ドン・パニーオ君が出してくれた◯◯について、チームで話す時間とろか。」

むむ…
ブラッシュアップのための話し合いか…?

上司「致命的なミスがあるけど、俺が全部言ってしまうのも学びがないし、サチコさん(新卒)はどう思う?」

致命的なミス…?

サチコ「そもそもここがーーー」

はっ!?
そういうことか…!!
ようやく事態を把握したドン・パニーオ。

大筋だけを一旦、確認して欲しくて提出したのだが、その説明を付け忘れて提出していたのだ…
未完成の状態なのでそれはそれは抜けがありまくりくり……くり…

時すでに遅し。お寿司。
お寿司食べたい。
現実逃避している間にも公開処刑は続く。

『驚ちょろの殿堂ドン・パニーオ』閉店です。
ご愛顧いただいた皆さまありがとうございました。

ザコ・パニーオ「あ、あにょ、、、こりゎまだ未完成のもので、、、、大筋のご、ごごご確認を、、、、」

上司「なんでい。完成品として提出してたやろがい。サチコさんと相談して詰めて、提出し直して。」

もちろん当然俄然必然、この後から声がまた出づらくなった。
メンタルおぼろ豆腐。
僕は胡麻豆腐が好き。
モチッとした食感がよき。
味噌ダレで食べるのが好き。
でもたまにワサビ醤油で食べるのも好き。
でもでも小さめに切ってお吸い物に入れるのも好………失礼。
現実豆避(豆腐で現実逃避の略)はやめて、ここからの大逆転ストーリーをば。

サチコさんの手間も増やしてしまい萎縮の極み乙女になったぱにお。
美人副社長からの褒められシーンの上映期間も終わったようで、復活の兆しは立たず。
そんな時にハルカさん(入社6ヶ月ぐらいのワンピースが似合う清純女子)と共にとある案件を担当することに。
恋マスターである僕はもちろんハルカさんに恋をしていた
恋愛マスターではない。
恋マスター。
愛には至らない。至れないのだ。だ。。。

愛についてはまたの機会に語るとして、、、

いいとこ見せたいパニオは奮起した。必ず、かの純情可憐な君を守らなければならぬと決意した。パニオには政治がわからぬ。パニオは、村の子供部屋おじさんである。ベッドに寝転がり、天井を眺めて暮らしてきた。けれどもワンピースの似合う女子に対しては、人一倍に敏感であった。

というわけでメンタル復活

かぐや様はなんちゃらアニメを見始めていた僕は「告られたい」その一心で頑張れた。
恋の頭脳戦繰り広げてやんよ。
なお『ぱにおさんは告らせたい』本作では好きなのは男側のみの一方通行。
なおなお仕事に慣れてなさ過ぎる僕はエリートでも何でもない。
全くウラトラロマンティッカらない。
困った。


だが神様は恋に迷えるアラサーを見放していなかったッ!!
ハルカさんも参加する社内セミナーに参加できることにッ!!
しかもそのセミナーは美人副社長が講師ッ!!

次回ッ!!
『二兎追うものは三兎目を得る!?』

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